ビジネスマンなら「フェルミ推定」のやり方・考え方を知るべき?!

目次

特定や調査が難しい数量を短時間で概算する時…
回論理思考や数学力を伸ばしたい時…

こんな時は「フェルミ推定」が有効です。
自ら前提条件を設定して、論理的かつ短時間に概算する…
「フェルミ推定」はエッジの効いたビジネスマンには欠かせません。




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フェルミ推定とは?


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フェルミ推定とは、特定できない数や調査することが難しい数などを論理的に推論して概算する思考術のことです。
ちなみにフェルミ推定の「フェルミ」の名前は、1938年にノーベル物理学賞を受賞したイタリアの物理学者エンリコ·フェルミの由来しています。

また精密に調査をする前に、計画の概要や方向性を考える際にも有効です。

たとえば、「日本国が歳入超過(単年度財政の黒字化)になるには、納税義務のある国民1人あたり、1年間の納税額はどのくらい必要か긴という問題をフェルミ推定で考えてみましょう。

➀日本の人口は約1億3000万人
➁納税者が人口の8割いると仮定
➂日本国の単年度の歳出は、過去のデータから約100兆円と仮定
➃100兆円÷ (1億3000万人× 0.8) 約96万1538円

つまり、1人あたり100万円近い納税額になる、といったように考えていきます。

この他にも有名な例としては、フェルミがシカゴ大学の学生に出題したといわれる「シカゴには何人のピアノの調律師がいるか」といった問題があります。
フェルミ推定には、論理思考や数学力が必要です。
そのため、コンサルティング会社や外資系企業の採用面接で用いられるケースもあります。




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フェルミ推定の思考法の例


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今何をすべきか?…を決断するために、求める結果を仮説として設定し、そこに辿り着けるように考えます。
仮説思考と併用して、望む結果を得るための手法としても有効でしょう。

では、フェルミ推定の思考法の例を下記に記します。
「日本の歳入を黒字にするには納税者1人あたりの納税額はいくら必要か?」

➀現在得られている情報を整理する
・年間の歳出額を納税者数で割れば近い数字になる
・納税者というと人口の8割ぐらい

➁一般常識や周知の事実などを思い出す
・日本の人口は1億3000万人ぐらい
・歳出は最近だと100兆円程度

➂情報をもとに、数値を推定する
・納税者数は1億3000万人の8割として、1億400万人

➃推定した数値を使って、求める数値を導き出す
・100兆円÷ 1億400万人=約96万円

上記より「ざっと1人あたり100万円ぐらいか」…
というような具合に、論理的思考と数学力を活用して算出していきます。

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