OJT、Off・JTとは何か?簡単にわかりやすく理解する部下の育成

目次

あなたは「OJT」を知っていますか?…
さらに「Off・JT」はご存知でしょうか?…

「OJT」とは、普段の仕事を通して上司が部下に指導することをいい、「Off・JT」とは職場外訓練をいい、自己啓発とあわせて行うと効果的です。
エッジの効いたビジネスマンを目指す上で、しっかりと覚えておきましょう。


OJTとは?


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OJTとは「on the job training」の略で、職場内訓練のことをいいます。
上司が部下に対して指示、命令、報告など、日常の業務をとおして、その仕事に必要な知識、技術、問題解決能力、態度などを向上させるために指導することをいいます。

OJTは日常業務を通して行われるため、理屈や理想ではない具体的、実践的な教育効果が期待されます。
また、やりやすく、費用がかからないというメリットがありますが、逆に、上司の指導不足により教育効果に差が生じるというデメリットがあります。

OJTを効果的に機能させるためには…
➀誰が誰の指導を行うのか、
➁指導すべき内容、OJTの結果、達成すべきレベルを明確にすること、
➂指導する側に問題がある場合は、自覚を促し、それを評価の対象にすることなどが挙げられます。




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Off・JTとは?


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会社が労働者を仕事から切り離して行う職場外訓練のことをOff・JT (off thejob trainingの略)といい、社内の研修所で教育担当者や外部講師が実施する場合、外部の教育機関へ労働者を派遣する場合などがあげられます。

一斉に受けられる、その研修に専念できるというメリットはありますが、費用がかかること、参加者の仕事は残った労働者の負担になること、個人だけの成果となり職場に還元されにくいなどのデメリットがあります。

OJTとOff・JTをまとめると下記のようになります。

OJT
■メリット
仕事を通していつでもできる
実践的に指導できる
仕事の評価がしやすい
部下の個人差に対応できる
部下の態度、行動が把握しやすく改善も早い

■デメリット
上司の能力・指導・意欲不足に左右される
上司の部下に対する好き嫌いに左右される
上司のレベルに差がある

■課題
上司としての責任を自覚させる
評価に反映させる
上司の能力アップを図る




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Off・JT
■メリット
一斉に受けられる
教育研修に専念できる
一定のレベルの成果が期待できる
多種多様の教育研修技法を受けることができる

■デメリット
残った社員に負担がかかる
費用がかかる
個人の成果になりやすく職場に還元されにくい

■課題
費用と成果のバランスをはかる
職場に還元する
他のメンバーへの負担軽減策

本来、自分の能力は自分で高める努力が必要で、教育の基本は「自己啓発」といえます。
強制的に研修に参加させてもやる気のない人に効果は期待できません。

しかしそうは言っても、今どきの新入社員は「早く一人前になりたい」、「早く仕事を覚えたい」と期待しています。
自己啓発が基本だと会社が教育を放置することはできません。

OJTは普段の業務で教育ができます。
上司として積極的に取り組むことが必要です。

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