部下の反抗心を是正しながらも能力を引き出す方法

目次

会社に長く勤めていれば、やがて部下を持つようになります。
つまり、これからあなたは個人としてではなく、チームのリーダーとしての手腕を問われることになるのです。

さて、そこで一番大事なポイントは「部下の能力を引き出してあげること」…
また、「反抗心を持っている部下」がいれば是正してあげることも必要になってきます。




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部下の反抗心を是正する方法



上司にとって、頭痛のタネとなるのは、反抗的な部下でしょう。
上司の指示にやたらと反論してくるような反抗的な部下が一人でもいると、チームの規律も乱れがちになってしまいます。

そんな部下の反抗心を封じるには、まずは彼が反抗する理由を探ることです。
本人に聞いてもなかなか言わないでしょうから、周囲の人間を通してリサーチしていきます。

原因がわかれば、その原因に応じた心理ワザを使って対処すれば良いのですから。
まず、会社に漠然とした不満を抱き、それが反抗的態度に結びついているというケースでは、ビジネスマンとしての精神年齢がかなり低いといっていいので、より多くの仕事を与え、仕事を教えて、仕事に集中させれば良いでしょう。

上司が直接手を下すまでもなく、一、二年上の先輩を教師役にすればいいだろう。
そうして仕事に集中し、仕事が面白くなれば、やがて会社への抽象的な不満は消え、反抗心は薄らいでいきます。

また、以前、上司から受けた罰や屈辱に恨みを抱き、それが反抗心につながっているケースもあります。
その場合は、部下と直接話し、非があれば謝るようにしましょう。
話してみれば、部下の誤解ということもよくある話なのですから。




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部下の能力を引き出す方法



中間管理職の中には、部下を叱咤したり、怒ったりするのが仕事と思っている人もいます。
たしかに、それも場合によっては必要ですが、そればかりでは部下は伸びません。

部下が伸びなければ、上司の仕事は楽にならないうえ、チームとしての成果は上がらず、上司としての能力を問われることにもなります。
部下に能力を発揮させ、存分に仕事をさせたければ、部下に暗示をかけることです。

その方法は簡単で、ひたすらほめること…
具体的には、部下の行動や能力を見ながら、「ここを伸ばしたい」と思う部分をほめるのです。

たとえば「君の仕事は本当に緻密だな」と上司が声をかければ、部下はより緻密な仕事をするようになるだでしょうし、「君には行動力がある」といえば、部下はより活発に行動するようになるでしょう。

人は、とにかく他者からの暗示に弱い人から言われたことを事実と受け止め、それがプラスの内容なら、そのプラス面で他人からより高い評
価を受けようと努力するのです。
その努力によって、能力が伸びていくのです。

逆に、「してはいけない」のは、マイナス面を指摘することです。
人は、マイナス面を指摘されると萎縮し、それを指摘した者から遠ざかろうとします。

上司から「おまえは無能だ」と言われると、部下は見返してやろうと奮起するより、上司に対して恐れや憎悪を感じるものです。
長所がないように見える部下にも、暗示をかける方法はいろいろとあるはずです。

「君の今の成績は今一つだが、君のような奴が上へ行くと、案外、人徳のある上司として慕われるんだよな。」、「君だって、いずれ〇〇部長ぐらいの仕事をできるようになるよ。」などと言えば、部下もその気になって仕事に励みはじめるものです。
そうして、やがては本当の長所が見えてくるというものなのです。

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