仕事(ビジネス)における有能と無能の違いとは何か?
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仕事(ビジネス)における有能と無能の違いとは何か?…
と問われると、あなたはどう答えるでしょうか。

「仕事の早さ」や「アイデアの豊富さ」、「人付き合いの上手さ」などなど…
少し考えただけでも、たくさん思い当たるのではないでしょうか。

ただ、そもそも人の仕事(ビジネス)における有能・無能に関して、どういった基準で決められるものなのでしょうか?…




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仕事(ビジネス)における有能と無能の違いとは何か?



南カリフォルニア大学の教育学者、ローレンス・J・ピーター博士は、職階制には「職業上の機械的行動」が見られるとし、組織の担当者が、「書類が作成された本来の目的よりも、事務手続きの方を重視する」ことを指摘しています。

名前:ローレンス・J・ピーター
生年月日:1919年9月16日-1990年1月12日
出身:カナダ・バンクーバー
職業:教育者
学歴:ワシントン州立大学

私たちは、ヒエラルキーがある役所や企業の無能さに出くわすことがあるのです。
その最たる例は、官僚主義による責任転嫁でしょう。

問題が生じ、その担当者に責任の所在を問い詰めると、自分はいわれた通りにしている…
あるいは自分の管轄外だといって逃げる…
これは責任を取ろうとしない人たちの常套手段です。

それ以外に見られるのは、状況によって臨機応変に対応できない杓子定規なやり方もそうでしょう。
たとえば、役所の窓口で質問をした際、担当者は自分で判断できない場合に、「規定や先例にありません」といって断わったり、「上司に確認して後から連絡します」と答えるが、遅れても返事があるのはまだましな方で、催促するまで何の連絡もないことが多いものです。

これらは、官公庁と利用者の間だけでなく、組織の規模が大きくなると、企業と消費者や、雇用者と従業員の間でも大なり小なり見受けられるものです。
杓子定規なやり方は、誰に対しても例外なく平等に対応できるという安易な面があるが、事なかれ主義になり、相手からは冷たい対応と取られるようです。

どうやら組織内では、一貫性を持たせることの方が、効率的であることよりも高く評価されるのでしょう。
お役所仕事のその他の例としては、公共機関で見られる「たらい回し」です。

たとえば、近年の例でいうと、医療分野における「たらい回し」が目立っています。
慢性的な医師やベッドの不足を理由に、患者が病院から受け入れを断わられ、他の病院へ「たらい回し」にされて、最悪の場合は手遅れになっている…

ピーター博士は、あるアイルランド人観光客が、香港とマカオを結ぶフェリーに1カ月も閉じ込められた実例を引き合いに出しています。
それは、アイルランド人が両国に入国する際に必要な書類を持っていなかったためなのですが、どちら側も、例外を認めないという理由
で、彼にビザを発行しようとしなかったのです。

そこでピーター博士は「有能」について、冷笑と皮肉を込め、次のように定義をしています。
「機会が平等であれば、誰もが無能になる可能性を秘めている」と。

また、続けて「有能であるかは、人間の主観的判断によるものであり、あたかも色眼鏡を通して物事を見ているようなものだ」…
つまり、その人が有能であるかどうかは、見る人、中でも階層制にいる上司それぞれの主観的な判断に基づくものであり、厳密な客観的基準はないとしているのです。

その上でピーター博士は、従業員を無能、凡庸、有能の3つに大別し、さらにその両端にある超無能と超有能の特徴を挙げています。
超無能者は、明らかにミスが多いので解雇しやすい…
凡庸な人は、昇進する上で凡庸さが障害になるかもしれないが、解雇されることは少ない…
さらに、有能であることは昇進する上で必ずしも必要とされないと同時に、無能であることも何ら障害にならないといいます。

ただし、超有能者は周りからの注目を集め過ぎて、ヒエラルキーの秩序を乱し、指導者自身の地位を危うくさせるため、指導者たちは、自分よりも有能な超有能者を嫌うとしているのです。
まさに「出る杭は打たれる」のですね。

ピーター博士は、多くの組織が内部からの昇進を歓迎せずに、外部から経営者を導入する傾向にあるのも、そのためだとしています。
従って、目立ち過ぎて超有能者と認められないようにすれば、昇進し続けられると考えるのです。

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