今やビジネスの社交辞令やお世辞はもういらない?!

人との付き合いにおいて、物事を円滑に進めるために望ましいとされる挨拶や相手を誉める言葉を使うこと…
これが皆さんご存知の「社交辞令(しゃこうじれい)」です。

一昔前までは、そんな社交辞令やお世辞はビジネスの世界で横行していました。
いえ、むしろ一般化していたと言っても良いのではないでしょうか。

しかし相手の肩書きによって態度を変えたり自分を上に見せようとハッタリをかけたりしても、そこから出る質問には心がこもりません。
心のない質問はすぐに見透かされてしまいますから、誰も真剣に答えようとはしません。

また、たとえあなたが一流企業に勤めていたとしても、その名刺1枚を印籠のように振りかざせば、誰にでも会えて質問できる時代も終わりました。
フラットな時代がやってきたのです。

これからは、企業や仕事関係の接待の方法も変わっていくのではないでしょうか。
接待したお客さんをやたらチヤホヤする…
お客さんが何か言えば、大しておもしろくもないジョークでも、みんなでいっせいにドッと笑う…
まさに社交辞令の雨あられですね。
そんな社交辞令や接待は、もう時代遅れになってきています。

社交辞令で相手を乗せないように心がけたいですし、乗らない覚悟も大事です。
そのためにもおすすめしたいのはなるべく、放っておいても褒めてくれるような部下や後輩と食事に行くのはやめることです。

そのかわり、あえて偉い人と同席させてもらうことです。
一緒に時間を過ごすと、思わず背筋がピンと伸びるような人…
そんな相手とサシで対話することで、その緊張感が自分を成長させてくれるのです。




Sponsored Links

その他にも、「今度、飲みに行きましょうよ」…
というような社交辞令も、そろそろやめにしても良いかもしれません。

デキるビジネスマンは時間を大切します。
社交辞令を言っている時間が「もったいない」のです。

ですので「飲みに行きましょう」と自分から誘うときは本気で誘い、誘われたときも本気で行くことにしましょう。
「じゃあ、いつにしましょうか」と目の前で手帳を取り出して、「いや、いつと言われても…」と相手をあわてさせるくらいで調度良いのです。

対談の仕事をしていると、相手から「今度コンサートに来てください」、「来月からお芝居なのでぜひ見に来てください」などとお誘いを頂戴しても、そんなときは「行きます」、「ぜひ、ぜひ」などとは即答しないので「う~ん、わからないなあ」くらい真面目に返答するのです。

「わからないって…冷たいですね…」と言われたとしても、「だってスケジュール見てみないと、本当にわからないんだもん」というように答えれば、本当にこの人は来ようと悩んでくれているのだなと相手にも伝わります。

つまり正直でいる方が、長い目で見れば良い関係でいられるのではないか?…
ということなのです。

たとえ社交辞令でも「行きます」と言われれば、人は期待します。
期待した分、来なかったときのガッカリ度は高くなります。

人と人との信頼関係は、そんなところから壊れたりするものです。
エッジの効いたビジネスマンであれば、ウソ偽りのない風通しの良い人間関係を築いていきたいものです。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PR

PR

ページ上部へ戻る