心理学のフォールスコンセンサス効果とはどんなもの?

「フォールス・コンセンサス効果」という言葉をご存知でしょうか?
偽(いつわり)の合意現象という意味で、自分の考えや行動が、世の中の一般論と差異がないと思い込んでいる錯覚を指すものです。

つまりビジネスの世界で言えば、自分にとっては常識的なことでも、顧客には知らないことや、わからないことかもしれないので、注意しなければならないのです。




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心理学のフォールスコンセンサス効果とはどんなもの?


「フォールス・コンセンサス」とは、多くの人が自分と同じ意見を持ち、同じ行動をするだろうと考えることです。
人の持つ生存本能に適したもので、多数派と同じ考えならば安心感が得られ、失敗しないと思われる…
そのため、無意識に他の多くの人も自分と同じ考えを持っていると思ってしまう傾向を指します。

例えば、気に入った映画や本を読んだあと、その本のレビューを読みたくなることがあります。
これは自分と同じ行動と評価をしている人を見つけて、安心感を得ようとする行為なのです。

この「安心感」がポイントです。
顧客は商品が手に届いた直後から「もしかしたら損をしたのではないか?」と購入が失敗だったのではないか、と不安になることがあります。
その不安を解消してくれるのが、商品に関するレビューなのです。

オンラインストアで、ある鼻毛カッターはレビューが約1500件までになり、そのほとんどが星4~5の評価で、頼まれてもいないのに、鼻毛カッターへの熱い思いをレビューしていました。
このように「同じ商品を買い、しかも満足している!」という連帯感で人は安心し、幸福感を得ることができるのです。

ビジネスの世界でも、商品やサービスを展開する際には、共感できるような感想を積極的に載せると成果が出やすいのです。

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