ビジネススキルとしての2WAYコミュニケーションとは?

ご存知のように、気持ちや意見などを、言葉などを通じて相手に伝えることをコミュニケーションといいます。
そして人は、話す、書く、表情や態度などの表現によって、コミュニケーションしています。

つまりコミュニケーションとは、双方向の情報交換、2WAY(ツー・ウエイ)の情報交換を意味します。
逆に、一方向だけの情報通信はコミュニケーションとはいいません。
エッジの効いたビジネスマンであれば、ビジネススキルとしての2WAYコミュニケーションを意識する必要があるでしょう。




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ビジネススキルとしての2WAYコミュニケーションとは?


たとえば一方向の典型例は、上司から部下に対する業務命令です。
業務命令の場合、双方が相談して決めるということはごくまれです。

すでに決定していることを、一方的に伝えることになります。
これはコミュニケーションとはいいません。

コミュニケーションは双方向のものです。
双方が情報のキャッチボールになっている必要があるのです。

お互いのボールを上手に受け止めなければボールは返球できません。
また変化球や豪速球を投げすぎると、相手がボールを受け取れないかもしれません。

双方向コミュニケーションをスムーズに行なうためには、相手が受け取りやすいところにボールを投げてあげることが必要です。
相手が期待して待っている回答をしてあげると、相手もコミュニケーションが楽しくなるでしょう。

コミュニケーションは、会話や会議だけではありません。
企画などのプレゼンテーション後の質疑応答もコミュニケーションです。

質問に対して相手の懐にジャストミートすれば、好感度の高い質疑応答になるでしょう。
電話や電子メールもまたコミュニケーションのツールです。

特に電子メールの場合、メールを相互にやりとりすることで、電話や会議に匹敵するコミュニケーションが可能になります。
電子メールを送っても返信が返ってこない人がいます。

また忘れたころに返信が返ってくる人がいます。
これは電子メールによるコミュニケーションが下手な人です。

数日考えなければいけない複雑な問題なら、「メールを受け取りました。いつまでに回答します。」という返信をその場で返すだけでも、コミュニケーション力が高まります。

相手が予想しないところにボールを投げるとどうでしょうか。
相手は受け取れませんね。

ムリに受け取ろうとして、姿勢を崩してケガをするかもしれません。
相手が予想できて取りやすいボールは、論理的に自然な流れがある場合です。

相手の予想範囲なので自然な姿勢でボールを受け取ることができます。
もし論理展開を変更するような場合、「しかし」のような接続詞の前置きをします。

すると相手も「逆のことや例外事項を持ち出すのだな」という気持ちの準備ができます。
相手が変化球のボールを取る構えにするために、接続詞が便利です。

話題を自然な流れで変えたいときは、キーワードによる連想ゲームが便利です。
たとえば、「今日は雨が降ってイヤですね」と、お天気の話をしていたとします雨の話から、「傘がなくてずぶ濡れになった」とか、「最近地球温暖化で異常気象が続いている」など、雨というキーワードから話を自然とつなぐことができます。

漫才の場合、双方のコミュニケーションのちぐはぐさが笑いのネタになります。
話に変化があったほうが、おもしろいわけです。

漫才の場合も、話題を変えるときは、キーワードでつなぎながら、話題の変化に違和感がないように工夫されています。
「何々といえば」というつなぎ言葉で、何々の部分を共通のキーワードにして自然に話題を変えるのです。

一方向の情報伝達が多い人は、双方向の情報交換であるコミュニケーションを意識しましょう。
方法は簡単です。
相手の話に耳を傾ければ、何かを答えようとするはずで、自然とコミュニケーションをするようになります。

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