電車で席を譲る「基準」と「年齢」ってどのあたり?気になるマナーの争点

目次

電車で席を譲る…
デキる男であれば当然の行為ですよね。

ただ、難しいのは、席を譲る相手の「年齢」や「基準」です。

最近は高齢化にともないお年寄りでも元気だったり若く見える方も少なくありません。
そんな人に席を譲ろうものなら「年より扱いして!…」と気分を害されてしまうかもしれません。
こちらは親切心でやったのに…とお互いにいい気分にはなりません。

また妊婦さんであれば席を譲りたいところですが、ひょっとして単に太っている女性だったら…
赤ちゃんやお子さんを連れている人に席を譲るのは良いと思うのですが、連れていた子供の年齢はいくつまでなら良いのでしょう。
さらに目の不自由な方には席よりも、電車の扉の横の方が良いのかもしれません。

このように単に席を譲るというだけでも、なかなか判断が難しく頭を悩ませてしまうことが多いのです。

そこで今回は席を譲る際の基準や年齢について考えてみたいと思います。




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電車で席を譲る基準は?


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当然ですが電車で席を譲る基準は定められていません。
お年寄りや妊婦には譲るべきといわれていますが、具体的にどこからがお年寄りであるかは明確になっておらず、また先述したようにお腹が大きくても妊婦なのかただ太っているだけなのか分からないのです…

そのため、自分自身の基準を作っておくと良いかもしれません。
まず、お年寄りに対しては杖をついているか、もしくは腰が曲がっていることを基準にしましょう。

杖をついている場合は見ての通りで、自分の足だけでは立っていることが辛い状態です。
車内は常に揺れているため、吊革につかまっていても安定せずに苦しいはずなのですぐにでも譲りましょう。

また、腰が曲がっている場合も同様です。
転倒の危険もあるため、譲ったほうがトラブルにも巻き込まれません。

お腹が大きい女性の場合は、やはりはっきりと証明できるマタニティマークを付けているかを基準にします。
よほど意地が悪い人でなければ、妊婦であることは確実です。

そして車椅子の方、目や耳の不自由な方などがいた時には、「一度は声をかける」という基準を設けておくと良いでしょう。
その人によって、席に座るよりも「ドアに近くにいる方が良い」という方もいるので、その場合はその意見に従います。
まず「こういった場合には必ず声を掛けよう」という基準を自分の中で持っておくことが大切なのです。




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電車で席を譲る年齢の基準は?


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さて、席を譲る相手として「お年寄り」が最も多いケースかと思います。
そこで「お年寄り」に席を譲る際のことをもう少し掘り下げておきましょう。

席を譲る基準として「年齢」も挙げられます。
しかし、お伝えしたように高齢化社会になり老人の人口が増えるに伴って元気なお年寄りも増えています。

そのため、年齢だけを基準に席を譲ることが正しいわけではなくなってきました。
そもそも相手の年齢を正確に把握することすら難しいのです。

そこでまず相手の大まかな世代を推測します。
60歳代はまだまだ元気で、譲ろうとしてもとしても断られることもあるため、70歳代以降であることを基準とします。
そこから、さらに相手の外見を見ます。

もし相手が大きなリュックを背負い山歩きをしてきた帰りであるように見えたり、買い物袋を抱えてショッピングを楽しんできたようであれば体力が有り余っているためシルバーシートでなければ譲らなくてもいいと言えます。

また若く見えるようでも年を取っている老人も少なくありません。
もし立っているのが辛そうであれば譲っておきましょう。

年齢(70代以上)であれば絶対に一声かける…
年齢(60代以上)で大きな荷物を持っていたり、辛そうであれば声をかける…
このような判断基準が良いのではないでしょうか。




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電車で席を譲る時の声のかけ方


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席を譲る時に大切なのが声のかけ方です。
何も言わずに席を立っただけではなぜ立ったのかが分からずお年寄りも座っていいのか判断できないだけでなく、間が悪いと他の人に座られてしまう可能性があります。
一言声をかけることでスムーズに座ってもらえるのです。

最も良い声のかけ方は、駅が近づいてきたときに「ここで降りますから」ということを伝える言い方です。
相手もわざわざ自分のために譲ってくれたという遠慮をすることなく座ってくれます。

しかし本当に降りる駅でなかった場合、別の車両に移ることを忘れないようにしましょう。
逆に、問いかけるような声のかけ方は避けるべきです。

仮に座りたかったとしても自分のために譲らせてしまったということになるため、断られることが多くなります。
思い切って「譲ります」や「座ってください」という言葉をかけることが大切なのです。

男性の場合、女性よりもお年寄りや妊婦さんに声をかけるのが苦手だという人も多いでしょう。
社会人であれば、この程度のことはできて当たり前なのですが、どうしても気恥ずかしいという場合には、ジェスチャーで手を伸ばして「座ってください」というような姿勢を見せれば相手にも伝わります。

そして何よりも大事なことは「席を譲ってあげる」という行為です。
たとえ断られても決して恥ずかしいことではなく、素晴らしい行為です。
共に同じ社会に暮らす人同士の相手への心遣いがとても大切なのです。




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