休日に「寝だめ」することって本当に効果あるの?

今や、毎日仕事で疲れて帰ってくる日々を過ごしている人が多い世の中になりました。
ひどい人だと、毎日家には寝に帰るだけという人もいるでしょう。
本当に心からお疲れ様です、と言いたくなります。

会社から帰ってきてもせっかくの自分の時間に好きなことをしたいと、テレビやパソコンに熱中してしまい、さらに寝る時間が削られてしまいますよね。
そして、平日はあまり寝る時間がないから、休日にその分しっかり寝だめをしておこう!と考える人もいるのではないでしょうか。

そこで、実際のところ、寝だめすることは本当に効果があることなのでしょうか。




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休日に寝だめすることって本当に効果あるの?


残業を終えて帰宅したあと、録画しておいた番組をチェックしたり、パソコンや携帯電話をいじったりしていたら、あっという間にもう深夜。
寝床につくころには、「あと◯時間しか眠れない!」と、睡眠不足が慢性化しがちなのが多忙なビジネスマンです。

そこで週末には、たっぷりと寝溜めしておこうということになりがちだが、はたして人間の体は、本当に寝溜めができるような構造になっているのでしょうか?

実は休日にたっぷり眠っておけば平日は短時間の睡眠でもいいかというと、そうではありません。
睡眠は心身の疲労回復を促すものであることに加えて、成長ホルモンをはじめ、寝ている間に生命活動を支える複数のホルモンが分泌されています。
その意味で、睡眠はストックできるものではないと言っていいでしょう!

ちなみに、現代の科学をもってしても、人体における睡眠の役割はまだ十分に解明されていないのだそうです。
最近わかってきたのは、睡眠には”記憶の再構築”を行う役割があるということ…
パソコンで言うデフラグのようなものですね。

私たちの脳は、認識している記憶と非認識の記憶を合わせると、毎日膨大な情報をインプットしています。
ですから、デフラグをサボるとパソコンが不調になるように、睡眠が不足すると脳に過度の負担がかかり、ひいては脳から指令を受ける全般に悪影響を及ぼすことになりかねません。
ある哺乳類を用いた動物実験では、飢餓状態よりも睡眠不足の方が、最終的な致死率が高いという結果も出ているほどなんだそうです。

つまり、「寝溜めをしたから大丈夫」などと誤解して、無理を重ねてはいけません。
睡眠時間は休日に1週間分を先取りしようとするのではなく、毎日適切に確保することが大切です。
上手な時間管理をしましょう!

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