オゾン層とフロンガスの関係…大人なら知っておきたい環境問題
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フロンガスがオゾン層に穴をあけてしまう…
このくらいの環境問題に関する知識は、多くの人が持っているでしょう。

しかし、エッジの効いたビジネスマンであれば、この問題に関してもう一歩二歩、踏み込みたいものです…
そこで大人なら知っておきたい環境問題と題して、「オゾン層とフロンガスの関係」について、もう少し詳しくご紹介しておきたいと思います。




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オゾン層とフロンガスの関係


オゾン層という言葉を耳にするようになったのは、1980年代になってからです。
今の働きさかりのビジネスマンの多くが子どもだったころには、一般的には、話題にのぼっていないものだったはずです。

それもそのはず…
オゾン層ができたのは、地球の歴史でごく最近なのです。

地球誕生が46億年前はご存知の通り…
そしてオゾン層が地球を取り巻くようになったのは、たった4億年前なのです。

地球の歴史では、4億年はごく短い歳月なのですが、もちろん、われわれ人類にとっては誕生する前からオゾンはあったことになります。
というよりも、オゾン層があったおかげで、人類は誕生したともいえるのです。

オゾン層ができる前、地上は太陽からの紫外線が直接あたり、生物が生息するには適さない場所でした。
地球誕生から10億年後に海に誕生した生物は、長い年月をかけて、さまざまな形に進化していきましたが、その過程で植物が光合成をするようになり、大気中に酸素が増えていきました。

その結果、地上には酸素があふれるようになり、やがて大気圏の上の方にまで酸素は達したのです。
その酸素の一部が紫外線を吸収して、オゾンとなりました。

オゾンを記号で表すと「O3」なりますが、これは酸素分子「O2」に、酸素原子が一つくっついたものだからです。
このオゾン誕生までに、最初の生命誕生から実に32億年、地球誕生からは42億年かかったのです。

オゾン層は地上から、20~30キロ上空の成層圏の中にあります。
ただ、それだけ上空だと、地球の引力も弱いので、広い空間の中で、ふわふわとしているだけで実は全体量は少ないのです。
もしオゾン層が地上と同じ1気圧のもとにあったら、その厚さは3ミリ程度といわれています。

さて、そのオゾン層にとって天敵というべきものが、突然現れました。
32億年かけてようやくでき、その後の4億年は何の問題もなく地球を紫外線から守ってくれていたオゾン層が破壊されだしたのです。

その犯人が「フロン」でした。
発明されたのは約70年前…
つまりわずか70年で、32億年が無駄になってしまったのです。

フロンは最初は悪ものではありませんでした。
というよりも、救世主のような存在だったのです。

冷蔵庫やクーラー、あるいはスプレーなどに使われていた気体で、無色透明、臭いもなく、人体にも何の害もない物質でした。
化学的に安定していて、他の物質と反応しない点も、便利だったのです。

そのフロンは、他の物質と反応しない、つまり、そのままの状態で残る性質があるため、使用された後も大気中にそのまま残り、やがて上昇していきました。
そして上空のオゾン層に到達することになります。

すると、そこで紫外線と出会ったのです。
そのとき初めて、フロンは分解されてしまい、塩素を放出したのです。

地上では紫外線が弱いのでそんな事態にはならなかったので安心していたのですが、意外な弱点があったのです。
そして、フロンから発生した塩素が、オゾンを分解してしまったのです。

その結果、オゾン層は、いわば虫食いみたいな状態となり、その弱くなったところを紫外線が突破して地上に降り注いでしまったというわけです。
この破壊されたオゾン層の穴を、オゾンホールといいます。

このまま強い紫外線が地上に降り注ぐと、人間はもちろん、他の生物にも大きな影響が出ます。
そこでフロンガスの生産や使用は禁止されることになり、これまでに使われているものも、適切に処理しなければならなくなったのです。

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