突然のトラブルが発生した…あなたならまずはどうする?

トラブルは予期せぬ時に突然起きます。
トラブルに巻き込まれたい、なんていう人はそうそういないと思いますので、普段からいつトラブルに巻き込まれてもいいように対処法を勉強している人は少ないのではないでしょうか。

ほとんどの方は、実際にトラブルが起きてから動き始めます。
でもトラブルは、いつでもどんな方でも起こり得ますので、突然のトラブルが起きた時、どうすれば良いのかをぜひこの機会に知っておきましょう!




Sponsored Links


突然のトラブル・・・・まずはどうする?


日本の教育では、トラブルが起きたときの心得や解決法について、詳しく教えてくれることはありません。
したがって、通常、問題が生じてからの対応となります。

こうしたことから、トラブルの当事者のどちらかが泣き寝入りとなったり、当事者の双方が感情的になり、いたずらに紛争がエスカレートするということもあります。

日本の法律は、六法を中心に多岐に分かれています。
トラブルが起きたので、六法全書を購入し、開いたもののまったく分からなかったという、笑うに笑えぬ話があります。

しかし、今日では、紛争を解決するための多くの書物も出され、また、法律に関する相談機関も多く存在していますので、まずは、そうした本を読んだり、法律相談所で相談されることをお勧めします。

トラブルを解決するには、自分に権利があること(または義務がないこと)を、まず主張しなければなりません。
「お金を貸して返済期限がきているのだから、早急に返済してくれ」、などです。

こうした主張の内容に問題があれば、「そんな金は借りた覚えがない」などと相手も反論してくるでしょう。

こうして、トラブルの問題点が明らかになり、つぎは証拠の問題となります。
金銭貸借の場合、証拠は通常、契約書ということになります。

ただし、契約は口頭でも生じますので、立ち会った人がいればその人を証人とし、契約があったことの事実を証明できる場合もあるでしょう。
また、領収書や振込書も有力な証拠となります。

また、約束違反や権利の侵害があった場合には、泣き寝入りは無用です。
法律は最低限の常識と言われるとおり、国民の全員が守らなくてはならないルールだからです。

こうしたルールを守らない人を放置しておくとしたら、それこそが大きな問題です。
法律違反者に対しては、厳しく対処してください。

ただし、法律がどのように定めているかは十分検討する必要があります。
また、法律は、通常、全般的な状況を想定して策定されていますので、個々のトラブルでその内容が同種と思える事件でも、法律上の要件が異なる場合には、必ずしも同様の判断になるとは限りません。

例えば、交通事故の死亡事故での損害賠償では、被害者の年収により現実には損害賠償の額が異なります。
こうした点も考慮して検討が必要です。

◇六法全書

法律は六法全書を見れば分かると思っている人がいますが、まず、素人が六法全書を見て問題を解決することは困難です。
その理由は、➀法文で使用されている用語は、通常、素人にはなかなか理解できないものもあること、➁個々の紛争に当てはめて解決するには、法文上の解釈が必要なこと、③条文が紛争形態別に掲載されていないこと、などがあげられます。
ただし、法律は常識とそれほど異なりませんので、とりあえずは常識を手がかりに検討すると良いでしょう。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PR

PR

ページ上部へ戻る