オーバーブッキングでホテルに泊まれなかったときの対処法

ゴールデンウィークや年末年始などに温泉旅行や観光地巡りなどで宿を取る場合…
今や、じゃらん、楽天トラベルなど旅行サイトで予約するのが一般的だと言えるでしょう。

けれども間違いなく予約したのに、当日宿に出向いたところ、「満室だ」と断られた…
さて、この場合、あなたどうしますか?

この場合、責任の所在が、どこにあるかが問題となります…
単なる仲介業者である旅行サイトに文句を言うのはお門違いで、追及すべきは予約を受け付けた宿です。

もし、宿側が何組かキャンセルがあると見込んで実際の客室数よりも多く予約を受け付けていたら(いわゆるオーバーブッキング)、完全に先方の責任…
この場合は、近隣のホテルの同レベルの部屋を紹介してくれるよう要求しましょう。

客室に備えてあるホテルの宿泊約款の中に、万が一ホテル側の都合で部屋が用意できなかった際は、この責務を果たす旨が記されているので、堂々と主張すればいいのです。

けれども繁忙期で、どの宿の部屋も空いていなければ、違約金の支払いを求めるしかありません。
事前に代金を支払っている場合は、客室代金相当額は当然で、宿側の誠意もプラスされるでしょう。

ここは宿によって対応は異なるのですが、次回宿泊する際の代金を無償にするといった提案が出れば、良しとすべし…
怒りに任せて損害賠償を請求しても、お金(弁護士など)と時間がかかるばかりで結局、赤字となるのがオチなのです。

気をつけなければならないのは、予約成立の有無です…
ネットで予約する場合、決められたフォームに必要事項を記入し送信します。
それを宿側が確認し、受付完了の返信メールが届いたり、直接電話がかかってきて初めて予約完了となります。

では、仮に宿側の確認ミスで何も連絡が無かった場合はどうなのでしょうか?
メールを送ったことは間違いないので、契約の申し込みをしたのは事実…
しかし、契約は互いの意思表示の合致が無いと成立しません。

この場合、宿側より連絡が無かった=意思表示が無かったとみなされ、予約という契約が成立していなかったということになるのです。
すなわち、宿側には法的な責任は無いのです。

ただ、現実に非があるのは先方…
相応の対応を求めてしかるべきでしょう。




Sponsored Links

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PR

PR

ページ上部へ戻る