J2リーグ選手の年俸はサラリーマン並って本当なの?

目次

プロのサッカー選手と言えば、近代的なスタジアムで大観衆の応援を受けてチームメイトとともに勝利を目指す…
男なら子供の頃に一度は憧れの職業です。

日本のJリーグも毎週末の試合には多くのサポーターが集まり、そのなかでプレイする選手は尊敬の対象となっています。
そんなプロサッカー選手はさぞかし高額な収入を得ていると思われがちですが、実際はそうではありません。
特に2部リーグにあたるJ2リーグのプレイヤーは、普通のサラリーマン並みの年俸であることも珍しくないのです。

事実、「元は○○というチームでプロのサッカー選手でした」というビジネスマンも少なくありません。
そんな子供の頃の夢を壊すような…大人の事情もエッジの効いたビジネスマンであれば知っておくべきでしょう。




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J2リーグ選手の年俸ってどのくらいなの?


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Jリーグ全体の平均年俸は約2000万円で、平均年齢が20歳代半ばであることを考えると同い年のサラリーマンでは到底及ばない金額と言えますが、J2リーグの平均年俸は大きく下がって約440万円なのです。
“年棒”なのでボーナスも含まれることを考えると、月収は約37万円…
そこから税金などが引かれると本当にサラリーマンと変わらない月収になるでしょう。

もちろん、この金額は平均なので元日本代表や長年チームの中心としての役割を担ってきたベテランには当てはまりませんが、J2リーグに所属する多くのプレイヤーは同い年のサラリーマンと同程度の金額しか稼げていないのが現実なのです。




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「プロA契約」と「プロC契約」って?


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Jリーグでは、契約条件についての詳細な規約があります。
一般的にイメージされるのは「プロA契約」で年俸の上限はありませんが、高校や大学を卒業してJリーグクラブに入団した新卒プレイヤーには、まず「プロC契約」が適用されます。

この契約は年俸の上限が480万円に定められているものの、下限については規定がありません。
つまり、サラリーマン以下の給与しか受け取れないプレイヤーもいるのです。

さらに、「プロC契約」は3年間しか締結することができません。
「プロA契約」を締結するためにはJ1リーグで450分、J2リーグで900分の試合出場が必要になるため、出場時間を満たせなければ解雇されてしまうのです。




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まとめ


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プロサッカーは華のある世界で、プレイヤーはサポーターの声援を受けてサッカーを楽しむことができます。
しかし、金銭面を考えると同年代のサラリーマンと同程度かそれ以下の給与しか受け取れないことが多く、いつ解雇されるか分からない厳しい世界なのです。

こう考えると「ボーナスもあって、それほど解雇の心配もないサラリーマン生活はなんて幸せなんだ…」と感じる人も少なくないでしょう。
しかもサッカー選手は、同じ人気球技のプロ野球選手などと比べて選手生命が短いという実情もあります。
多い選手では90分間も集中して10キロ以上も走るサッカーは若くて元気な間しかできないのです。

しかし、その代わりにACミランの本田選手やドルトムントで活躍する香川選手のようになれば、年俸も数億円となりCMやスポンサーなどによっては10億円を超える場合もあります。
ちなみに香川選手の新人時代の推定年俸380万円だったと言われています。

年俸10億円と言えば、あの日産自動車のカルロス・ゴーン氏の役員報酬と同じレベルの金額で、年俸だけなら20代でビジネスマンの頂点に立つことも可能だという事です。
もし、あなたに息子さんがいて「プロサッカー選手になりたい!」と言ったら、この事を知ったあなたならどう答えるでしょうか?




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