恋人の過去の恋愛を聞いたところで後悔しか残らない件
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よく恋人になった途端、過去の恋愛をやたらと聞いてくる人がいますよね。

彼、もしくは彼女の中で自分がまだ存在していない過去が気になる気持ちはとてもよく分かります。
何人と付き合ってきたのか、どんな人と付き合ってきたのか、など。

でもそれを聞いたところで、いい気持ちになれるのでしょうか。

大体の人が複雑な気持ちにしかならないのではないでしょうか。
そして終いには相手の過去にヤキモチをやく始末です。

聞いたところで、後悔しか残らない相手の過去の話を進めましょう。




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恋人の過去の恋愛を聞いたところで後悔しか残らない件


「妻が結婚前に異性とつきあっていた人数は何人までなら許せますか」

という内容のアンケート調査をテレビでやっていました。
六〇歳以上の夫たちは、圧倒的にゼロが多かった。
「当然、自分がはじめて」というお考えのようです。
年齢が下がるほど、三人、五人、なかには一〇人と人数が増えていきました。

人数だけでなく、自分の妻や恋人が、過去にどんな男性とつきあっていたかということに、異常なまでに関心を示す男性がいます。
だが、相手の女性が正直に話すわけがありません。
「そんなステキな男性とつきあっていたのか。それはよかったね」

かりに問われた女性が正直に話したところで、こんな反応をする男はまずいません。
それは女性と男性の立場を換えても同じことでしょう。

男性でも女性でも、人を好きになってしまうと相手の過去に少なからず興味を持ちます。
それは、ある意味で愛情の表れでしょう。
人を好きになってしまうと、多くの人は自分と出会う前の相手の過去に、まったくの無関心ではいられなくなってしまうようです。

だが、相手の過去への過度の関心は避けたほうが良いです。

現在の二〇代から四〇代の世代は、一〇代の半ばからセックスを含めた恋愛を経験してきているから無縁の話かもしれないが、かつては結婚相手の処女性に異常なほどこだわる男性が数多くいました。
さんざん悪所通いをした自分の過去には寛大なのに、です。

一九世紀後半、英国の作家トーマス·ハーディーが書いた『ダーバビル家のテス』は、奉公先の道楽息子アレックに犯され、私生児を出産した過去を持つ主人公テスの純愛と悲劇を描いた名作です。
自分を愛しているエンジェルに対して、テスが自分の過去の秘密を包み隠さず話してから結ばれるのを選んでしまったことで、悲劇が始まります。

エンジェルはテスの告白を聞き、ショックのあまり家を出ていってしまいます。
数年後、彼がそのショックを克服して、再びやり直そうとテスの元に戻ったとき、彼女はアレックの囲い者となっています。
テスはアレックを刺し、エンジェルと逃亡の旅に出て、束の間の幸福を味わうが、捕らえられて死刑となります。

何かと話題を提供するロマン·ポランスキーが監督し、ナスターシャ·キンスキー主演で映画化もされました。
ご覧になった方も多いでしょう。

もちろん、作品の舞台は一九世紀の英国。
当時の恋愛事情と現代のそれを、同じ次元で考えることはできません。
だが、恋愛において、相手の過去にどう対峙するかという大きな問題を突きつけている作品でもあります。

テスのような不幸な過去を背負った女性の場合、たとえ彼女自身に落ち度がなかったとしても、そんな女性を愛してしまった男の決断には、なかなかつらいものがあることは否定できません。
いま私が選択を迫られたとしたら、どうするでしょうか。

だが、テスの例はさておき、私が思うに、男子たるもの、自分と出会う以前の相手の恋愛には、できるだけ無関心でいるべきだと思います。
相手の過去のエピソードなど聞いたところで、不愉快になることはあっても、幸せな気分になることなど万に一つもありません。

人を好きになると、多くの人はその人の過去をも占有したいと思います。
それは否定できません。
だが、自分が不在である相手の過去は、その人のものであって、どんなにあがこうとも新たに上書きすることはできないのです。
そうであるならば、いま自分の目の前にいて、これからを自分に託そうとしている相手との未来にだけ目を向ければいいのです。

それでも、ときとして相手の過去の恋愛に想像をめぐらすことがあるかもしれません。
そこをじっと我慢するのが男ではないでしょうか。
それが相手に対する本当の思いやりというものでしょう。
叩けば埃の出る身であれば、なおさらです。

何よりも、どんなに強く相手の過去を欲しがっても、それは絶対に手に入れることのできないものなのです。
「いわぬが花、聞かぬが花」

結婚相手であれ、恋人同士であれ、過去の恋愛に関してはこれが鉄則です。

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この記事の著者

mensedgeMEN’S EDGE編集部

MEN’S EDGE(メンズエッジ)は、「仕事や恋愛で他人と少しでも“差(エッジ)”をつけたい!」と考えるビジネスマンを全力で応援するメディアです。

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