SIPOCダイアグラムと分析事例(携帯電話の販売)

目次

日々の仕事を熟していると、その時々で改善点や必要なものが見えてくることはありませんか?
またこれまで自分がやっていた業務プロセスを可視化したり、誰かに伝えなければいけない時もやって来るかと思います。

そんな時には「SIPOCダイアグラム」です。
現在のプロセスの内容を正確に把握し、プロセスに詳しくない人に概要を伝えたい時には分析事例からSIPOCダイアグラムを学びましょう。




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SIPOCダイアグラムとは?


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まずSIPOCは「シーポック」と読みます。
そしてSIPOCダイアグラムとは、企業の業務プロセスの管理や、改善を行うために活用するフレームワークのことです。

SIPOCは「サプライヤー(Supplier)」、「インプット(Input)」、「プロセス(Process)」、「アウトプット(Output)」、「顧客(Customer)」の頭文字からとった言葉です。
顧客へ価値を提供する5つの重要要素のことを言います。

この5つの要素を具体的に書き出していくことで、関係者を網羅したり、どのようなプロセスが関わるのかが明確になります。
企業や部署での情報の共有やプロセス検証などにも役立つ考え方なのです。




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SIPOCダイアグラムと分析事例(携帯電話の販売)


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それではSIPOCダイアグラムに関して、携帯電話の販売店を例にとって考えてみましょう。
まずサプライヤー(Supplier)となるのは、携帯電話会社や電話の周辺機器を扱う会社などが該当する場合があります。

インプット(Input)はサプライヤーから仕入れる商品を指します。
プロセス(Process)は購入したい人が来店して、ニーズを確認し、機種や料金プランの説明などを経て、契約手続きや納品などの一連の流れがこれにあたります。

アウトプット(Output)は、プロセスの結果で生じた申込書やその他の必要書類(月賦払い書類や合意書など)、顧客(Customer)はそのまま顧客(カスタマー)となります。

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SIPOCダイアグラムによってプロセスを細分化して可視化すると、会社のコアとなるプロセスを発見でき、強化に導くことも可能です。
上記の例では業務プロセスをSIPOCダイアグラムで表すと、サプライヤー(Supplier)や購入者以外の顧客、プロセスごとに派生するインプットやアウトプットなどを見逃すことなく網羅できます。

デキるビジネスマンであればSIPOCダイアグラムによって、各段階において改善すべきポイントを考えていきましょう。

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