カップラーメンの待ち時間が「3分」になった心理的な理由とは?

一昔前、「3分間待つのだぞ」というセリフで人気を博したレトルトカレーのコマーシャルがありました。
カップラーメンもお湯を注いでからの待ち時間は3分です。
ではでは、この3分という時間には、何か意味があるのでしょうか?…

実はカップラーメンの場合、待ち時間を1分や5分にして食べごろを操作することは技術的には可能なのだといいます。
では、なぜ3分なのか?というと、3分というのはあえて設定された時間だからなのです。

まず1分だと、なぜダメなのかというと、実際にお湯を注いでみるとわかるかと思います。
1分という時間はかなり短いのです。
カップにフタをして箸を出し、飲み物などを用意していたりすると、1分間はあっという間に過ぎてしまいます。

では、5分ではどうでしょうか?
5分というと、何もしないでじっとカップラーメンを見つめているには長すぎます…
つい、他のことに意識が向いてしまったりするからです。

たとえば、オフィスで昼食にカップラーメンを食べるとしましょう。
お湯を注いでフタをして、出来上がるまでの時間に資料に目を通しておこうなどと考えます。

すると、資料に集中したスキにほんの5分のつもりが10分くらい過ぎてしまい、やはり食べごろを逃してしまったなんてことが起きる可能性があるのです。

その点、3分というのは、人がイライラせずに待つのにちょうどいい長さだということが心理学の面からもいわれています。
本のタイトルなどにもよく「3分でわかる~」と銘打ったものが多いのも、これもやはり長すぎず短すぎない、ちょうどいい時間であることを踏まえているのですね。

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