ノーベル生理医学賞を受けたアレクシル・カレルは「男はアナリシス(分析)、女はアナロジー(類推)」と表現しました。
カレルは医師だったのですが、心理学にも造詣が深かったのです。
確かに、男性はどちらかと言えば分析的思考…
一方の女性はアナロジー的思考をするものことが多いように感じます。
ですので、女性と会話をするときには、なるべく自分のエピソードを中心にした話題を提供すると良いのです。
女性は、自分との経験と対比させながら物事を理解していきます。
そのため抽象的な話をされても、あほりしっくりこないのです。
女性と話をするときには、なるべく具体的なレベルに落とし込んでいくことがベスト…
その話が、具体的であればあるほど、女性は自分の経験に照らし合わせて、「あっ、そういう経験なら、私にもありますよ!」と会話を盛り上げることができるからです。
例えば…
男性が「私の趣味は、野球観戦です。」と言われても、よほど野球好きの女性でなければ「はあ」という感じでしか聞くことができないでしょう。
そうではなくて、「私は、外野スタンドで声が嗄れるまで応援するのが、月に一度の楽しみなんです。いつかホームランボールをとってやろうって、いつもグローブ持参なんですよ!」と語れば、女性も自分のエピソードとして、
「私も、〇〇のライブに行くのが楽しみで、いつかサインがもらえるかもって期待して、色紙は必ず持っていくんですよ!」としゃべってくれるかもしれないのです。
こうすれば会話は盛り上がっていくでしょう。
また…
「私は、やさしい男ですよ。」と女性にアピールしても、抽象的すぎて、よくわかりません。
「やさしい」という抽象語では、女性の心に響かないのです。
そうではなくて、「僕は、毎日、お花の水やりを欠かさないんです。」の方が、「やさしい男」としてのイメージが湧きやすいのです。
そういう具体的なエピソードを盛り込んでいくのが、女性との会話のコツだということですね。
ペンシルバニア大学のニコライ・シゲルコウによると、抽象論に比べ、エピソードのある具体的な会話は、記憶に残りやすく、相手に与える心理的なインパクトも大きいのだといいます。
ちなみに、こういう現象は「鮮明効果」と呼ばれています。
女性の大半は、男性の会話を退屈すぎると感じています。
なぜ退屈なのかというと、男性の会話は、抽象的すぎてまったくピンとこないからなのです。
「男の会話は、つまらない」と、女性のほとんどがホンネで思っているのではないでしょうか。
女性を飽きさせない会話をするのは「鮮明効果」を利用すること…
つまりは、自分の実体験に基づいたエピソードを語ればいいのです。
その方が女性にも良く理解できるし、会話も盛り上がるでしょう。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。