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毎日のように打ち合わせや商談などのあるビジネスマンにとって、コミュニケーションをとる相手の距離は重要です。
その人との距離間によって、「この人、やけに近いな…」とか、「この人、こっちの話を聞いてるの?」など、かなり印象が変わってくるからです。
そこで今回は最適なビジネスの距離に関して考えてみました。
適切なビジネスの距離とは?
「手の内を見せる」という言葉どおり、手の内側を見せることは安心感を与えます。
たとえばコップなどを人に渡すとき、身体の内側も相手に向け、コップを持った手の内側が相手に向くようにして、左手を添えて渡すとよいでしょう。
また、小さなものを渡すときは手のひらを上に向けて渡す。
手の甲を相手に向けた状態は心理的に防御しているように感じられるのです。
とはいえ、距離を詰めればいいというものではありません。
「ちょっといい?」と、背後から声をかけてくる同僚…
振り向いたら突然そばに立たれていて圧迫感を感じた、という経験を持つ人も少なくないでしょう。
人と人との距離感については多くの研究がされているが、80㎝以内は家族や恋人の距離です。
これを侵すと相手を緊張させてしまう。
ビジネスでのほどよい距離感は約1.2mとくに女性はナーバスなので、特に男性は配慮するようにしましょう。
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「聞いてますよ」の前傾姿勢
聞き上手な人は姿勢が違います。
誰でも興味がある話には、上半身が前のめりになります。
身を入れてよく聞くことを「傾聴(けいちょう)」と言いますが、まさに身体を前に傾かせることで、相手に興味があるというサインを送ることができるのです。
相手の前で背筋を伸ばして座ってうなずいているだけでは、「もっと話を聞きたい」という気持ちは伝わりません。
積極的な心を前傾姿勢で表しましょう。
姿勢だけではありません。
マンガなどで、いばっている人やツンとすました人は、あごが上を向き、ふんぞりかえった姿勢で描かれることが多いものです。
実際、あご角度が上に20度上がると傲慢に、20度下がると相手を疑うような目つきになるのです。
上10度では自信に満ちた雰囲気、下10度は受け身の姿勢が感じられるのです。
まずは誠実でさわやかな0度の位置を鏡で確かめ、状況に応じて10度の範囲で使い分けるようにしましょう。
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ほめ言葉に値する「うなずき」
話をうなずいて聞くことは、ほめ言葉以上の効果があります。
相手に気持ちよく話をさせるテクニック、ビジネスに生かさない手はありません。
なぜなら、うなずきは相手の話を聞いているサインだからだ…
それも単に首を上下させるのではなく、相手の話の内容に感情を合わせることが大切なのです。
仕事がうまくいったうれしい報告には、笑顔で目を合わせ、大きくうなずいています。
怒っている人に対しては、眉に力を込め、真剣さをアピール…
失敗を嘆いている人には、逆に眉の力を抜いてゆっくりと首を振ると「気にせず元気を出して」という励ましの意味になります。
相手に気分よく話をしてもらうためには、うなずくタイミングも重要です。
的外れなところで首を縦に振っても、「話を聞いていない」と感じられて逆効果…
あごを軽く動かして何度もうなずくのもバカにされた感じだ。
失敗がないのは、話が区切れる「句読点」を意識してうなずくこと…
相手の息が切れたところで大きくしっかり、それ以外は文末で小さくこっくりうなずきましょう。
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