「スティンザー効果」とは?…その意味と3つの効果に迫る

ビジネスマンには欠かせない会議…
その際に何の策も無しに挑むのでは、エッジの効いたビジネスマンとは言えません。

何かしら自分の思惑通りの結果が導かれるように、会議でも気を抜いてはいけないのです。
そこで検討するべきものの一つに、「スティンザー効果」というものがあります。
今回はこの「スティンザー効果」についてご紹介しましょう。




Sponsored Links


「スティンザー効果」とは?


2375
ビジネスで何か物事を決める際には、必ず会議が開かれます。
この会議をいかに自分のペースで運んでいくか?…
これで仕事は決まっていくといっても良いでしょう。

だからこそ、事前に会議参加者への根回しや、いろいろなテクニックが横行するのです。
会議参加者の心を読むことは、会議で勝つための重要ポイントです。

そこで活用したいのが「ステインザー効果」です。
アメリカの心理学者であるスティンザー氏は、小集団での人々の生態を観察し研究した結果、ステインザー効果と呼ばれる現象を発見しました。

この「ステインザー効果」は、下記の三つに分かれています。

1:会議では、かつて口論した相手が同じ会議に参加しているときには、誰でも口論したその相手の正面に座りたがる傾向にあること
他にも空席があるのに、わざわざ正面に座るのは、会議中必ず反対意見を言おうと思っている証拠なのです。
したがって、議事を進行する場合には、その人の言動を注意深く見守って、議事の進行に妨げがないよう気配りをする必要があります。

2:一人の発言が終わったとき、次に発言をする人は、その意見に賛成するよりも反対を表明することが多いこと
この場合は事前に何らかの根回しが必要になってきますが、反対意見をおさえて自分の意見でまとめたいと思うのであれば、賛成意見がでたら即、賛同する人に援護射撃の意見を述べてもらうようにすることです。

なぜなら、反対意見が出てからそれを反論して引っ繰り返すのは、非常にエネルギーと労力を使い、ヘトヘトになる可能性があるから…
また、自分の発言の後に、他者の賛同が得ることができれば、その発言は武装強化されます。

例え後から反論があっても、自分が孤立し不利な立場に追われることはありません。
むしろ、反論した人はかえってマイナスイメージをもたれてしまうことになります。
自分の意見を不動のものとして案件を通過、あるいは可決させるためには、賛同意見のバックアップが必要になります。

3:会議において議長のリーダーシップが弱いときには、会議の参加者は正面にいる人同士で話をしたがるものである。また逆に議長のリーダーシップが強いときには、隣同士で話したがる傾向にあること
議長のリーダーシップによって会議の方向や議論が左右されることになるので、参加者のそうした態度や言論に即して、臨機応変に会議を進行させていくことが必要になってきます。

最後にスティンザー効果と似たようなケースをあげましょう。
「異性と会話を弾ませる場合には真正面に座るよりも、隣同士に座り、同じ方向を見て話しをする方が、会話が弾む」と言われています。

真正面に座るとどうしても相手と対決姿勢になってしまう傾向が強いからです。
スティンザー効果を知ることは恋愛を制することにもなるのです。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PR

PR

ページ上部へ戻る