ビジネスマンにとって大切なのは自分の立場や責任をわきまえること

あなたは職場で、常に自分の立場や責任をわきまえて行動しているでしょうか?
ビジネスマンにとって自分の立場をわきまえて行動することは、とても大切なことです。

では「自分の立場や責任をわきまえて行動する」と言うことは一体どう言うことなのでしょうか。
さっそく見ていきましょう。




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ビジネスマンにとって大切なことは自分の立場や責任をわきまえること


結果が出てから批判する…
これほど、たやすいことはありません。

結果からさかのぼれば、「何をすればよかったか」「何をしてはいけなかったか」という結論を導き出すことは、容易にできるからです。

失敗した理由もわかっているし、より大きく成功できたであろう方法も如実に見えています。
その仕事を行なった本人は、他人にいわれるまでもなく、そんなことは百も承知しています。

どうしてそのような結果が出てしまったのか、十分に検討されたのであれば、そういう状況で相手を批判したところで、一体何になるでしょう。

それは、「語るべきとき」ではないのです。

一方で、意見すべきなのにできない、という場面もあります。

たとえば社長が参加しているような会議で、その場に居合わせている人たちが、一つの方向へ向かうことに合意しかかっているとき、あえて反対意見を述べるのは非常に難しいことです。
頭ごなしに批判し、意見をぶつけても、受け入れられる確率は低いでしょう。

ただそういうときは、「◯◯といった方向でもう一度検討する余地もあるように思いますが」
「◯◯といった意見もあるように感じられますが、いかがでしょうか」
「◯◯という立場も考えられますが、ご意見をいただけないでしょうか」
などと、その場に波風を立てない程度に、ちょっと言葉を濁した表現を使って、自分の責任範囲にかかわることであれば、自分の正しいと思う意見をとにかく投げかけてみることです。

ここで重要なことは、平素からの自分の存在感です。
この分野に関しては自分の意見も聞いてもらえる…
そういった素地をつくれているかによります。

それをつくれているなら、自分の意見をいい、そして、その意見が正しく、さらに運よくそこにいる視野の広い人が、「確かにそうだ」と援護してくれれば、受け入れられる可能性があります。

もし、その素地がつくれておらず、自分にその場の合意を覆す権限も何もなければ、「黙る」ほうが賢明です。
意見を聞かれたときだけ発言するといったレベルです。
なまじへたに主張してみても、のれんに腕押しとなるばかりか、自分の立場を悪くしてしまう危険性もあります。

「長いものに巻かれろ」
そういうと、読者には嫌な顔をされるかもしれません。

しかし、それが「社会」であり「組織」というものです。
自分の立ち位置を冷静に見極めておきましょう。
引き際を心得ておくのも、仕事ができる人になるための一つの要素なのです。

しかし、場が変われば、とるべき対応も180度変わります。

自分が中心となって進めているプロジェクトで、新しい意見や発想が出てきたときには、上の人間の顔をうかがっている場合ではありません。

上司にバンバン「意見」する、というのもまだ生ぬるいでしょう。
意見するより前に、どんどん「実行」してください。
担当者として、権限と責任を与えられた者として、自ら動き、縦横無尽に活躍し続けなくてはいけません。

もし上司が心配して何か質問をしてきたら、そのときは自分なりの考え方を、上司が「バンバン意見されている」と感じるくらいきっちり説明することです。
そして、「こいつがそこまでいうなら、間違いなくちゃんと自分で頑張ってくれるだろうから、最後まで任せよう」と上司に思わせれば勝ちです。

このことは、あとでも詳しく述べますが、そもそも、部下の仕事の詳細を、何から何まで知っておこうと再三チェックし、口出ししてくるような「ホウ·レン・ソウ重視」の上司など、仕事ができない上司の典型です。
では、できる上司はどうするのか?

もちろん、上司として「知らなかった」ということは許されませんから、「デッドライン」を設けるなどして適宜チェックはするでしょう。
ただし、その際に有能な上司がチェックするのは、主に部下のその仕事に対する「自信」と「熱意」です。

部下が自分の計画や実行に、どれだけの自信を持っているのか。
どれだけその仕事に興味を持ち、やる気に満ちているのか。

部下を観察し、それを見極めようとするのです。
部下の立場になって考えてみてください。

自分がとてもやる気に満ちていて、物事をどんどん進めているときに横やりが入り、ああでもないこうでもないと口を出されることほど、邪魔なものはないと思いませんか。
仕事が実行段階に移ってからは、適宜、状況に合わせて対応を変えていかなければなりません。
それなのに上司が任せてくれなければ、部下はその一つひとつに関していちいち上司の了解をとることになるのです。

賢い上司は、それがどれだけマイナスの影響を及ばすかを知っています。
だから、あえて「黙る」ことを選択します。

默って観察し、部下が熱意を持って、自信満々な顔で仕事をしていれば、平素からの実績をふまえたうえで、「任せて大丈夫」と判断するはずです。
逆に不安いっぱいの顔でオロオロしていれば、手助けが必要だと判断するでしょう。

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