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人を好きになる…これは素晴らしいことです。
一方、できれば人を嫌いになるのは避けたいものです。
しかし、日夜たくさんの人とコミュニケーションを図らなければいけないビジネスマンにとって、これは至難の業ともいえるでしょう。
そのため、ここでは人を「好きになる心理「と「嫌いになる心理」について考察し、できるだけ人に好かれるようなビジネスマンを目指して欲しいと思います。
ラポールテクニックとは?
自分の味方になってくれる人がいる職場は、働きやすい、居心地の良い職場ではないでしょうか。
そんな居心地の良い職場を会話で築けてしまうという画期的な方法があります。
相手と同じような動作をして共感を得る「ミラーリング」、話す速さや声の大きさを相手のペースに合わせる「ペーシング」、相手の言うことに相づちを打つたり、オウム返しのように同じことを繰り返す「バックトラッキング」というものはあります。
この3つの会話方法を、総称して「ラポール·テクニック」と言います。
ラポール·テクニックは「この人は私に共感してくれている」と、打ちとけた状態を意図的につくる会話法なのです。
これが、スムーズな人間関係の第一歩を踏み出す手助けになるのです。
誰でも自分の言うことに共感、同意を示されれば、悪い気はしません。
しかし、あまりにあからさまな相づちや、わざとらしい共感の動作は、相手に見抜かれてしまって逆効果になるので注意しましょう。
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人を好きになる心理
人の好き嫌いは、相手から受ける印象から判断されます。
この印象の判断基準は、おおまかに「相手の要素」、「自分の要素」、「相互要素」、「相互作用」、「環境」の5つの要素に分けられます。
「相手の要素」は、相手のルックスや性格のよさなどです。
「自分の要素」は出会った時の自分の精神状態…
テンションが高い時に魅力的な人に出会うと、「自分は好かれている」と思いやすくなるなど、自分の気分次第で相手に対する印象度が変わるのです。
「相互要素」は、相手と自分にある共通点…
「相互作用」は、相手と接した時に受けた印象です。
「環境」は、出会った時の状況になります。
たとえ魅力的な相手でも、出会った場所が雰囲気の悪いお店だったりすると、相手の印象も悪くなるのです。
この「環境」の要素をプラスするだけで、「ラポール・テクニック」の効果が倍増するのです。
例えば人気のレストランでランチ会議をひらくなど、初対面の打ち合わせや商談はなるべく雰囲気の良い場所をセッティングしましょう。
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人を嫌いになる心理
第一印象が悪い相手には気をつけましょう。
自分が相手を「嫌いだ」と思うと、向こうもそう感じてしまうからです。
重要な顧客なら、こちらから積極的に何かしてあげると良いでしょう。
人は恩恵を施してくれた相手には好意を抱きやすいものだからです。
逆に、危害を加えた相手には敵意を抱きやすくなります。
「好意があるから恩恵を与える」、「敵意があるから害を加える」ではなく、因果関係が常識とは逆であるところが、心理のポイントなのです。
相手に好かれようと、自分の長所ばかりアピールするのは実は逆効果なのです。
人間は、長所のみを伝える「片面提示」には胡散臭さを感じ、短所も含めた「両面提示」には信頼感を抱く傾向にあるのです。
そのため「あの時は参りましたよ」と、当たり障りのないドジ話を実績にまぎれこませるのがうまいやり方なのです。
もちろん、「使いこみがバレて左遷されたんです」などと社会的信用を傷つける過去を開示する必要はありません。
人間味を感じさせるエピソードが効果的なのです。
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