人類はこれまでに実に様々なものをこの世に生み出してきました。
その中でも電気や紙や火薬なども、重要な発見・発明ではありますが、もしかしたら、人類史上最大の発明といえる食べ物があります。
それは、パンです。
電気がなくても、本がなくても、人は生きていけますが、食べ物がなければ死んでしまいます。
そしてほぼ全世界の人々が食べ、愛されているのがパンなのです。
誰もが普段何気なく口にしているパンですが、どのようにして生まれたのかをご存知でしょうか。
パンの発明は、実に意外なものでした。
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世界中で愛されているあの食べ物は偶然から生まれたものだった?!
はるか昔の紀元前4000年頃、メソポタミアでは小麦を砕いて、水で練って、焼いたものを食べていました。
それが、パンの原点といえるものです。
別の説では、2万3千年前から麦をすりつぶして焼いて食べていたともいわれています。
しかし、最初のパンは、いまのようなふっくらとしたものではありませんでした。
無発酵なので、煎餅みたいなものだったのです。
発酵パンの発明は、古代エジプト。
無発酵パンを食べ残して、1日おいておいたら、ふくらんでいて、それをさらに焼いてみたら、昨日のものよりもおいしかったのです。
当時は発酵の仕組みは分からなかったそうですが、こうして、経験的に、発酵パンは生まれたそうです。
この技術がギリシアに伝わり、やがてヨーロッパ全土に伝わります。
そしてインドにも伝わり、これはナンになるのです。
中国では、中華饅頭ですね。
発酵の仕組みが科学的に解明されたのは顕微鏡ができてからで、17世紀のことです。
イースト菌が発見されたのです。
それでも、まだパンになる原因がイースト菌と分かっただけで、その仕組みは分かりませんでした。
やがて、イースト菌が糖を分解し、それにより炭酸ガスが発生して、パンがふくらむことが分かり、今日にいたるのです。
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