職場の「若い女性」と好意的に会話するにはどうすればイイ?

男性社員には指示が的確で仕事がバリバリできるのに、実は職場の若い女の子との会話が苦手だという男性がいます。
特に30代、40代になると、確かに10代の女の子とは、共通の話題が見つからないかもしれません。

けれども、そもそも会話というのは感性がベースになっているもの…
モノの感じ方、考え方が似ていれば、話は通じ合うのです。

ですので、相手が若い子だからといって、そんなに心配するようなことでもありません。
「俺にはお姉ちゃんがいて二人姉弟なんだけど、ものすごくお兄ちゃんが欲しかったな。」とでも言えば、女の子の方も、「私もそうです。弟がいるんだけど、やっぱりお兄ちゃんが欲しかったんですよ。」などと会話が盛り上がるものだからです。

確かに、最近のテレビドラマであるとか、最新の流行曲であるとか、そういうものに関しては、若い子と話ができないかもしれません…
しかし、どういうジャンルの番組が好きなのか、どういうジャンルの音楽を聞くのか、といった「モノの感じ方」については、いくらでも共感できるはずであり、会話もできるはずなのです。

会話がうまくできないのは、たいていの場合は自滅…
「職場の若い女性とは、会話などできるわけがない」と思い込んでいるため、会話ができなくなるのです。

つまらない思い込みを持っていることが、会話をできなくさせているのです。
本当はできるのに、「できない」と思い込んでいることが、すべての元凶だということを知っておかなければなりません。

オレゴン大学のジョアン・クラークは、女性との会話に不安を抱いている男性12名と、そういう不安を全く感じていない男性12名にお願いし、女性と5分間のおしゃべりをしてもらいました。
5分が経過したところで、女性とのおしゃべりについて尋ねてみると、不安の高い男性グループからは、ネガティブな感想ばかりが出てきたといいます。

「彼女は、きっと僕の話に退屈したはずです。」
「僕の振る舞いは、どこかおかしかったと思います。」
このような感想が続出したのだ。

けれども、女性は決してそんなふうには感じていませんでした。
ごく普通のおしゃべりができたと感じていたのです。

会話の不安の高い男性は、自分の欠点ばかりを考えがち…
しかし、女性はそんなふうには思わないのであれば、心配はいらないのです。

年齢が違えば、それなりにジェネレーション・ギャップはあり、共通の話題が見つからないこともあるでしょう。
しかし、大切なのは話題自体ではなくて、「自分のモノの見方、感じ方」なので、そんなに不安に感じる必要もないのです。




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