時代の流れはとても早いですよね。
どんどん変化していく中で、どのようなリーダーシップが求められるのでしょうか。
「変化には変化」のリーダーシップを。
そして、リーダーシップの基本は、人の心をどれだけ深く掴むことができるかどうかではないでしょうか。
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最高のリーダーシップをとるには人の心を深く掴む事。まず人間を学ぼう。
時代の流れとは、別のいい方をすれば「需要の変化」ということになります。
人間が存在するかぎり、需要はなくならない。しかし、需要は時代とともにどんど化する。
「諸行無常」「万物流転」といわれるように、昔から世の中は変化するのが当然とされてきましたが、最近の変化は、激変というべき大きなもので、まさに「大変」です。
その変化が加速度を増し、昔は十年一昔といっていたのですが、五年一昔から三年一昔となり、ついに一年一昔といわれるようになりました。
そうなると昔の10倍のスピードで変化することになりますから、その変化への対応の仕方も、大きく変えなければならないのです。
世の中の需要がどのように変化しようと、こちらが「変化には変化」で即応すれば、十分に時流のエネルギーを活用することができます。
この変化には変化で対応するのがリーダーシップです。
後者の変化とは、具体的には次の二つとなります。
➀状況の先取り……先手必勝。
➁柔軟な対応…… (やや受身)。ポイントは頭(考え方)を柔らかくし、組織を動態化・活性化することです。
また、需要とは結局、人の心であり、需要の変化とは、心のうつろいにほかならない。
したがってリーダーシップとは、つきつめて考えるなら、人間の心をどれだけ深くつかむことができたかで決まってくるといえます。
人の心は複雑で、深遠で、まことにとらえがたい。
しかし、お互いに人間である以上、まったく不可知ということはありえないと思うべきです。
人間をわかるところまで深く理解しようとする努力が、すぐれたリーダーを生み出します。
われわれの住んでいる世界、この社会は、すべて人間にかかわっていますから、人間について深く知る者が最高のリーダーシップを発揮できるのは当然のことです。
人間が求め、人間が考え、人間が作り、人間が運び、人間が売り、人間が買い、人間が使う–このように、始めから終わりまで人間がかかわっている以上、誰よりも人間を深く掴んだ者が、時代のリーダーとなりうるのです。
その意味で、リーダーシップの研究は「総合人間学」といってよいでしょう。
人間ほど興味深い研究テーマはないのではないでしょうか。
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