ブレインストーミング法の目的と問題解決のフローチャート

目次

いつもの会議や打ち合わせで煮詰まったとき…
ブレインストーミング法が有効かもしれません。

もちろんエッジの効いたビジネスマンならば、この「ブレインストーミング法」をしっかりと学んでおきましょう。
いつもと変わり映えしない会議を大きく改善したり、今まで以上にアイデアを出しやすい環境になるかもしれないからです。


ブレインストーミング法の目的


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たとえば会議で煮詰まったとき…
本筋から離れた雑談から、思わぬ解決策が生まれることがあったりします。

これを応用したのが「ブレインストーミング法」と呼ばれる方法なのです。
集団で効率的にアイデアを出すための考え方で、アレックス・F・オスボーンによって開発され、集団でアイデアを出し合うことにより相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法なのです。

ブレインストーミングを行う場合にあらかじめ用意するものは、数枚の大きな模造紙とフェルトペン(黒と赤数本ずつ)です。
大きな模造紙は壁に貼り、メンバーから出てきた意見を全て書き留めていくためのものです。

またテープレコーダーを用意しておくこと…
ブレインストーミングが終わった後、メンバー全員で録音した内容を聞いて、再び考えてみるとまた違った結果が書き出される可能性があるためです。

準備が整ったら、与えられたテーマを巡って、何でも良いから自由奔放に発言してみる…
その発言が参加者の脳を刺激して、新たなアイデアを生み、アイデア同士が結合することによって、優れたアイデアを生むのです。

つまり「脳の中に嵐を起こす(Brainstorming)」ことで、問題解決策やアイデアを生み出すのです。
討議するテーマは当日の2~3日前にメンバー全員に知らせておいた方が効果的です。

なぜなら当日にいきなりテーマを与えるよりは、メンバーに考える時間を与える方が意見が出やすいからなのです。




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ブレインストーミング法のルール


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さてブレインストーミング法を行う際には守るべき4つのルールというものがあるのです。

1:発表された意見に対して良い悪いの批判はてはならない
他人のアイデアを批判してはいけないだけでなく、自分のアイデアも批判してはならない。
批判すると自由に様々な意見が出にくくなるからです。

2:質よりも量であると考える
ブレインストーミング法では、意見やアイデアの質を求めるのではなく、できる限り多くの意見が出ることが肝心なのです。
そのため問題解決の多彩な方法が多くの意見から求めることができるからです。

3:自由奔放な意見でもOK
どんなに馬鹿馬鹿しいと感じるような意見であっても、自由奔放に提案することによって普段は思い付かないような飛躍的なアイデアが生まれる可能性があります。
そのため意見を批判することは絶対にやってはならないのです。

4:他人のアイデア・意見を改善・結合したりする
メンバーの意見が一つのヒントになって色々な解決策が生まれる可能性が高くなります…
人の意見に便乗することを気兼ねせずに、他人の意見と自分の意見をどんどん結び付けて新しい発想やアイデアを生み出すのです。




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ブレインストーミング法の問題解決のフローチャート


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上述した4つのルールを守って行われるのがブレインストーミング法です。
しかし普段行っている会議と性質が違うため、時間は1時間程度が良いとされています。
あまり時間が長くなると新鮮な意見やアイデアが出にくくなるからです。

1:問題(テーマ)の提起【問題把握・実態把握】
2:問題(テーマ)の背景の明確化【問題把握・実態把握】
3:問題のキー・主観・主題の把握【問題把握・実態把握】
4:目標の設定【いつまでに、どのレベルまで等】
5:アイデア発想【ブレインストーミング】
6:基準による篩(ふるい)い分け【評価・成案作り】
7:実現可能な具体案の作成【評価・成案作り】
8:提案・実行・管理

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