PERT図(アローダイアグラム)からクリティカルパスを導く

ビジネスの世界では「効率化」は重要な視点です。
同じ結果を出すのでも、そのスピードによって、成果が大きく変わるからです。

そこで厳しい工程の内容と日程を精査したいとき…
また余裕のない工程はどこかを探したいとき…

PERT図(アローダイアグラム)からクリティカルパスを導き、スケジュールに改善につなげていきましょう。




Sponsored Links


PERT図(アローダイアグラム)からクリティカルパスを導く


2371
PERT(Program Evolution and Review Technique)はプロジェクトの完了までに必要な工程を分析するフレームワークです。
スケジュール全体における各工程の所要日数などを図示したのがPERT図で、アローダイアグラムとも呼ばれます。

PERT図を作る際、各工程は作業順に矢印で結びます。
矢印の上には次の工程までの所要日数を記載します。

各工程で上下2段のボックスを配置し、上には最も早い開始日を、下には最も遅い開始日を記載します。
上のボックスが「5」で下のボックスが「10」ならば5日までは始動できず、10日までに開始すれば、他の工程に影響させず間に合うことを意味します。

PERT図の作成で、プロジェクト全工程に要する時間と日程の余裕がわかるのです。
このうち上下のボックスに同じ数値が入るものは、余裕がまったくない工程を意味します。

この上下に同じ数値が入る工程を結んだ線を「クリティカルパス」と呼び、全体スケジュールに最も影響が大きい工程ラインです。
ここに少しでも遅れが生じたら、スケジュールが崩壊しかねませPERT図は、クリティカルパスを発見し、その対策を計画することが最大の目的です。
PERT図はプロジェクト企画時に作成し、一部の工程に変更があった時には修正して、繰り返し日程の管理をしておくとよいでしょう。

2380

クリティカルパスとは、まったく余裕のない工程ラインのことです。
PERT図を作成し、クリティカルパスを発見して事前に対策することが円滑なスケジュール進行につながります。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

PR

PR

ページ上部へ戻る