確定拠出年金(個人型)のメリット・デメリットは?抑えておきたい運用ポイント

目次

「確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)」という言葉をご存知でしょうか?
20代・30代のバリバリと現役で働くサラリーマン・ビジネスマンにとって、そもそも“年金”にすら興味を持っている人が少ないかも知れません。

しかし今はイメージできないかも知れませんが、年齢を重ねて行くと家族ができたり、長年勤めていた会社を退職したりと状況がどんどんと変わって来ます。
そんな時にやっておくと得をするかも知れないのが、この「確定拠出年金」なのです。




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確定拠出年金とは?


確定拠出年金とは老後の受給額の目標金額を定めてから納める“確定給付年金”とは異なり、納めたお金を運用し損益が反映されたものを老後の受給額として受け取れる年金のことです。
そのため確定拠出年金の加入者は機関を通じて、インターネット上で運用の指図を行うこともできる投資に近いもので、将来の受給額も未定なのです。




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確定拠出年金のメリット・デメリット


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確定拠出年金は老後の年金を補ってくれる唯一の手段です。
しかも節税の対象となります。
これらのことは良く知られているメリットですが、その反面なかなか利益を出すのは難しいとうデメリットもあります。

「一つの籠に卵を全部載せるな」とは投資の格言で、平たく言えば「リスク分散せよ」という意味の言葉ですが、確定拠出年金は運用する商品が限られているのが現実で、投資という意味では万全だとは言い難いからです。

もちろん一般的には、バランス型を自分で組み合わせて国内債券10%、外国債券20%、国内株式型30%、外国株式型20%、流動性資産20%というように決めてアセットアロケーション(複数の異なった資産に配分して運用する事)で進めていきます。
実はこれはとても利益を出すのが難しいのです。

確かに2005年から2015年の間、運用はとても良い成績をおさめることができています。
ですが、国内株式投資は他の期間を見てみると1993年12月から2008年11月まで運用した際には、投資元本割れしてしまっているのです。
このように長い間行っていてやっていても期間がずれると、元本割れしてしまうというデメリットはどうしても出てしまうのです。


確定拠出年金の上手い運用方法は?


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そんなデメリットを少しでも減らすために複数のテクニックが必要となってきます。
一つは「景気ウオッチャー」という内閣府が出している数字を使った運用法です。
これもまた完璧とは言い難いのですが、アセットアロケーションより、良い成績で10年間連続8%を出しています。

「ドルコスト方式」を使ったアセットアロケーションは20年間で7%の利益を出していますが、それがいつ出せるのかわかりません。
ですが、この景気ウォッチャーを使った投資法は現状判断をD.I.(企業の業況感や雇用の過不足などの判断して指数化したもの)の数値で判断します。

現状判断D.I.が前月から1.0ポイント以上改善し先行き判断が悪化しなければ、買いサインというようになっています。
残念ながら、これも前回は中国の景気悪化のサインが上手く読み取れずにマイナスとなってしまいました。
ですが、過去15年間の成績はとてもいいのです。
しかもいつ売買すれば良いのか明確に教えてくれるので、インデックス型を使えばトータルで利益は出せています。




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まとめ


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確定拠出年金は勉強するとかなり奥が深いものとなります。
自分で調べることは大事ですが、おすすめのテクニックとしては「景気ウオッチャー」の方がアセットアロケーションより上だと思われます。
ですので、この辺りから参考にすると良いでしょう。

特にサラリーマン・ビジネスマンではバランス型は自分で年数回リバランスをしなければなりません。
確定拠出年金はそのまま投資信託で任せれば良いというわけではないのです。
中には全体の成績を見ていると必ず8%以上の運用をしている人もたくさんいます。
この数字を読み取っていくのもサラリーマン・ビジネスマン流のテクニックの方法ではないでしょうか。




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