職場に女性が泣いているところを見たことはありませんか?
女性は、男性に比べて、ものすごく繊細な心を持っています。
女性の部下を叱ったところ、いきなり大泣きされてまごついた…
そんな経験がある男性上司もいるでしょう。
そもそも男性の部下と同じように接していたら、そういうことになるのは当たり前なのです。
女性と比較すると男性の性格は大雑把で、たとえ怒られてもそんなに気にしない傾向にあります…
けれども女性はそうではないのです。
日本語で、「女々しい」というと、すぐに涙を流し、メソメソしてしまう人間を指します。
この言葉には、「女」という言葉が2つも入っているところからわかる通り、女性の方が男性よりもはるかに悲しみには敏感なのです。
アメリカ国立精神医学研究所で、悲しいことを思い浮かべたときの脳の状態を調べる実験がなされたことがあります。
その結果、悲しいことを思い出す脳の領域は、女性の方が男性よりも8倍も広かったといいます。
言い換えれば、女性は男性より8倍も涙もろく、悲しみに敏感だと言って良いでしょう。
「どうして、こんなことで泣いちゃうかなあ?」…
と男性は思うかもしれませんが、それは自分に当てはめて考えているからなのです。
女性は、男性よりも悲しみにはもともと敏感なのです。
だから、泣いてしまうのも仕方がありませんし、デキる男はそういう女性には理解を示してあげなければなりません。
女性の心理に理解がない男性上司は、「女はすぐに泣くからイヤなんだよ」と思っていることでしょう。
しかし、女性が悲しみに敏感であるのは、それだけ繊細な心を持っているからで、そういう繊細な心があるからこそ、男性が見落としてしまうような気配りができるということを忘れてはいけません。
アムステルダム大学のアグネッタ・フィッシャーは、職場で男性が泣いてもあまりネガティブに評価されないが、女性が泣くとものすごくネガティブに評価される(特に「仕事ができない」と評価される)ことを突き止めています。
男性は泣いても許されるのに、女性は許されないという不合理があるわけですね。
女性は、そういうかわいそうな状況に置かれていることを考慮し、しかも、女性の方が悲しみに敏感な脳を持っていることも考慮してあげる必要があるのです。
それが男性の優しさというものです…
ついでに言っておくと、「悲しみ」の感情というのは、「怒り」や「喜び」の感情と違って、判別するのが難しいものなのです。
そのため相手はすでに十分に悲しんでいるのに、さらに叱責をつづけてしまって泣かせてしまう…
ということになりやすいことにも注意を払いましょう。
女性を叱るときには、慎重に言葉を選んで、しかも一言、二言でさらりと済ませてあげるのがスマートなビジネスマンなのです。
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