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大手広告代理店の「電通」が提唱した「AISAS理論」をご存知でしょうか?
ネット活用を視野に入れた新しい消費の分析論で、ネットビジネスにおけるマーケティングに良く利用されています。
このご時世…
何を売るにもどんなサービスを展開するにも、インターネットの力を借りないのと、そうでないのとでは圧倒的に結果や売上が変わって来てしまいます。
そこで今回はデキるビジネスマン必見の「AISAS理論」とその事例に迫ってみましょう。
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AISAS理論とは?
さて、まずはAISAS理論とは?一体どういったものなのかを知らなければなりません。
AISAS理論は、2005年に大手広告代理店の電通が提唱した購買行動のプロセスに関する理論のことをいいます。
AIDMAの法則を基に、現在の消費活動に適応させたもので、AIDMAからDesire(欲求)、Memory (記憶)がなくなり 、代わりにSearch (検索)とShare(情報共有)が追加され、より現代の消費者心理の理解に役立つものとなりました。
主にAIDMAを現状に則した形で活用したい時やネット検索などの行動から購買心理を考えたい時に利用される理論のことを言います。
AIDMAの法則とは?
アメリカの実務者サミュエル・ローランド・ホールが提唱したもので、広告宣伝における消費者の心理プロセスを示した略語を指します。Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)という段階で構成されています。
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ネット時代におけるAISAS理論の消費行動プロセス例
AISAS理論ではAIDMAの法則のように下記のような5段階のプロセスが、ネット時代の消費行動プロセスだとされています。
Search(検索)やShare(共有)が加わったことで、基本的にはAIDMAの法則をベースとしていますが、インターネット時代の消費者心理を分析することができます。
➀Attention(注目)・・・テレビCMなどの広告で商品を知った段階
➁Interest(興味・関心)・・・商品に興味を持ち出した段階
➂Search(検索)・・・興味を持った商品や関連情報をネットで検索、ロコミを見るなどの段階
➃Action(行動)・・・ネット通販やリアル店舗で商品購入を実行した段階
➄Share(共有)・・・商品の評価や感想などSNSやブログに公開する段階
AISAS理論の特徴は「ネット消費の迅速性」に対応したことと、「検索サイトで諷べる」、「SNSなどで質問する」、「価格比較サイトを見る」などの行動を加えたことにあります。
またAISAS理論が誕生した背景には、SNSなど消者が作り上げるメディアであるCGM(Consumer Generated Media)の登場と拡大があります。
さらにはテレビとWebが連携したマーケティングが一股化したことも背景の一つです。
ネッ卜の利用が広く普及した現在はECサイトシステムによる「おすすめ商品」を購入するケースなども増えており、販売戦略を考える際にはAISAS理論をさらに補って考えることも有効的な施策になります。
ほとんどのビジネスで欠かせないインターネットにおいて、自社商品や自社サービスを展開する際にはAISAS理論を用いて、個人の興味や関心、商品の調査などのマーケティングに活かしていきましょう。
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