自宅に仕事を持ち帰り…これも残業代が発生するって本当?!

早急に処理しなければならない仕事があり、会社が閉まる時間までに作業が終わらなかった為、近くのカフェ、または自宅で続けて残業を行った。
あれ?…でもこの場合、作業をする場所を変えただけで残業してることとはかわりないけど、この場合、残業代って出るのかな?…
そんな風に疑問を持った方もいるのではないでしょうか。

そもそも自宅などで社外で仕事をした場合は、残業と認められるのでしょうか?…
もし自宅に持ち帰った仕事に残業代が発生するなら、皆さん嬉しいはずですからね。




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自宅に仕事を持ち帰り…これも残業代が発生するって本当?!


会社の防犯上の理由から終業後は、従業員を完全にいない状況にする会社もありますので、社外で残業をしている人も少なくないでしょう。
残業とは、使用者(会社)の指揮命令に従いながら、所定労働時間外に労務を提供することをいいます。

よって、就業規則などで、職場以外で仕事をすることが禁じられているにもかかわらず、勝手に自宅などで仕事をしたなら、それは「残業」とはいえません。
このケースでは当然、会社も残業手当てを支払う必要はないのです。

問題となるのは、会社が特に自宅残業を禁じていない場合でしょう。
もし、直属の上司が、「持ち帰ってでも間に合わせろ」と命じていたのなら、もちろん自宅残業は公式に認られます。

また、仕事と子育てを両立させるなど、従業員のおかれた特殊な事情に会社サイドが配慮して、継続的な自宅労働を認める場合もありえます。

では、上司からのハッキリとした自宅残業命令がなければ、自宅で働いても残業として認められないのか?…
と言われると、実はそうとも限りません。

所定時間内だけでは、とても締め切りに間に合わないような仕事量を上司から課せられたのなら、それは「自宅に持ち帰って、こなしてくれ」という、暗黙の命令だと考えられます。
その場合は、残業代を請求する正当な理由があるでしよう。

あなたの事務処理能力が特別高かったりしても、気にする必要はありません。
標準的な人が標準的なペースでこなせるかどうかが、ひとつの目安です。

ただ、自宅業務は作業効率が悪くなりがちですし、パソコンから企業秘密が漏れるリスクもあります。
これから、成果主義や裁量労働制が広がっていけば、自宅業務も一般的になるでしょう。

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