お得意先からある社員の電話番号を聞かれて、悪気はなく、何も考えないで教えてしまった。
後で考え直して、まずかったかな?と反省…
でも電話番号を教えただけだから問題ないのでは?
と思いつつも、ちょっと心配になってしまいます。
そもそも社員の電話番号を他者に伝える事は情報漏洩になるのか?…
どこからが情報漏洩になるのか?…
エッジの効いたビジネスマンであれば知っておくべきポイントですね。
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得意先に電話番号を伝えるのは個人情報漏洩にあたるのか?
そもそも個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)では、生存する個人に関する情報であり当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるものをいいます。
電話番号はそのままですと個人情報には当たらないと考えられていますが、氏名と電話番号が組み合わさることによって、個人情報となりえます。
さて、このお得意先から電話番号を聞かれた場合にとられる行動は二つあると考えられます。
まずは折り返し担当社員から連絡させる旨を伝える。
次は得意先のお客様であることは間違いないので電話番号を教えること。
対応として正しいのは折り返し担当社員から連絡をさせる旨を伝えることです。
そして担当社員に連絡を入れ、事情を伝えたうえ非通知で連絡をしてもらえば個人情報の漏えいはまず防ぐことができるでしょう。
もし社員から「この人だったら教えてOK」のような指示が出ていたら迷うことなく教えるべきです。
そして最近は業務のために、会社から携帯電話の貸与を受けているケースも多くなっています。
名刺に携帯電話の番号を記載してある場合もあるでしょう。
1本の電話からビジネスチャンスが無限に広がる可能性もありますので、あらかじめ会社の方針を周知させておくベきです。
得意先と偽って連絡を入れ、不当に個人情報を入手しようとする人もいるかもしれません。
その個人情報がさらに悪用され、得意先にも迷惑がかかる可能性も出てきます。
その結果、会社の信用失墜につながったり、損害賠償を請求される可能性もあります。
そのような事態を避けるためにも、たとえ得意先であっても社員の個人情報を簡単に教えることは避けましょう。
得意先であっても、外部の人に社員の個人情報を教えることはできるだけ控えましょう。
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