社外の人に対しても使える推薦状の書き方を例文で学ぶ

人物や会社を取引先に推薦するときには「推薦状(すいせんじょう)」というものを書くことがあります。

「推薦状」は単に人物や会社を推薦するだけではなく、取引先と人物や会社とを引き合わせ、双方が強固な信頼関係を築けるよう仲立ちにする目的があります。
そうして、その信頼はまた自分(自社)に返ってくるのです。
なぜなら推薦は紹介よりも責任が重くなるからです。

そして信用できる人物や会社だけを推薦し、安請け合いをしないよう気をつけなければいけません。
そこで今回は、そのために重要な「推薦状」の書き方についてご紹介したいと思います。




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社内などでも使える「推薦状」の書き方と例文



まずは他社の人に向けて送る「推薦状」の書き方と例文をご紹介します。

平成〇年〇月〇日

株式会社〇〇出版
編集部長 〇〇〇〇様

〇〇〇センター
所長 〇〇〇〇

拝啓初春の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素はひとかたならぬご厚情にあずかり、深く感謝申し上げます。
さて、過日お話のございました、沖縄地方の生態系に詳しい専門家の件ですが、環境研究所の〇〇〇〇氏をご推薦いたします。
〇〇〇〇氐は沖縄地方の鳥獣保護をご専門とされており、年に何度も現地週査を行っております。当分野での第一人者であり、申し分のない人物であると存じます。
参考までに、業山氐の連絡先と略歴などを記した別紙を同封させていただきます。
よろしくご検討のほどお願い申し上げます。

敬具

この場合、推薦する人物の職業、業績などを明記し、先方の希望に合致していること示します。
そのためにも先方が求めている情報を盛り込んでおきましょう。

拝啓 陽春の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てにあずかり深謝申し上げます。
さて、先日お适のございました艦秀をデ乎イナーの件ですが、株式会社〇〇の〇〇〇〇氏をご推薦申し上げます。
〇〇〇〇氏には以前、弊社の広告デザインを担当いただいた際に、大変斬新かつ美麗なデザインを提案していただきました。弊社の広告キャンペーンが成功したのも、鈴木氏の力によるところが大きく、貴社におかれましても期待通りの仕事をしてくれるものと在じます。
ご参考に〇〇〇〇氏の連絡先と略歴などを記した別紙を同封いたしました。
ぜひご検討くださるようお願い申し上げます。
略儀ながら、書面にてご推薦申し上げます。

敬具

この場合は説得力のある実績を挙げて、自信を持って推薦できることを伝えています。
続いて特約店の推薦状の書き方になります。

拝啓 残暑の候、貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素はひとかたならぬご厚情をいただき、誠にありがとうございます。
さて、貴社におかれましては、〇〇地方に新たに特約店をお探しとの旨を拝承しておりました。つきましては、弊社の取引先でもある株式会社〇〇商店をご推薦申し上げます。
同社は、〇〇地方を拠点として活躍されており、弊社の取引先では最も将来性のある会社です。得意先も多く、貴社の希望にかなうことと在じます。
つきましては経歴書を同封いたしましたので、なにとぞお目通しのうえ、ご引見いただけれぱ幸いに存じます。
末筆ながら、令後の貴社の発展をお近り申し上げます。

敬具

推薦される側だけでなく、推薦する側の信用にも大きく関わるため慎重に行うことが大切です。
大げさな表現は避け、できるだけ丁寧な文面を心がけましょう。

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