ビジネスの世界で「一か八かの勝負」をすることは甘えなの?

「一か八かの勝負」という言葉を聞くと、なんとなく聞こえはかっこよく聞こえますが、実際のところはどうなのでしょうか。
ビジネスの世界での「一か八かの勝負」は通用するのでしょうか。




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「一か八かの勝負」をすることは甘えなの?


「男の人生には、勝負しなければならないときがある」…
なるほど確かに、と思いますか?

馬鹿をいってはいけません。
確かに世の中は競争で成り立っていますが、だからといって人生を賭けたような勝負をしていいわけがありません。
「一か八か」で勝負するのを格好いい、男らしいと思うようなら、それは甘えているだけです。

仮に、ここでいうところの「人生の勝負」が、起業や転職であったとしたら、何のビジョンも、成功する確信もなく新天地に飛び込むのは間違い以外の何ものでもありません。
仕事でも、人生でも、判断を重ね、努力を重ねることが本来あるべき姿であり、成功への道はそこにただ1本しかないのです。

試行錯誤しながら前に進んでいく仕事と違い、一度判断するともとに戻せないような物事については、やってみなければわからない、とばかりに飛び込んでいくのは無謀というものです。
「取り返しのつかないような大失敗」は絶対にしてはいけません。
ほとんどの不安·不確定要素が消えない限り、勝負に出るなど論外です。

うまくいく確信はないけれど、かなり好条件の転職話が持ち上がったようなとき、人は「可能性」という名の不確かな何かに賭けてみたくなるものです。
そういうときでも、冷静になって、客観的に状況を見て、絶対に大失敗しないと結論が出るまで、判断に判断を重ねて検討する必要があります。

もし、少しでも不確定要素が見つかったなら、「不戦敗」を選ぶべきです。
負けは負け…
潔く認めることです。
勝負して決定的に負けるより、傷が浅くてすみます。

ただし、それは一時的なことです。
まだまだ自分が力不足で、挑戦すべきタイミングが回ってこなかったというだけのことです。

コツコツひたむきに努力していれば、こちらがアクションを起こさなくとも、いずれ相手のほうが「一か八か」の勝負をふっかけてきます。
そのときこそより自分に有利な条件で、転職なり起業なり、あなたの望む通りの結果を得られるはずです。

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