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詐欺にも様々な種類がありますが、ネットが普及してきた近年ではワンクリック詐欺やフィッシング詐欺が未だに横行しています。
これらは日常生活は元より、ビジネスの場でも関わらないようにしなければいけない詐欺の一つです。
そこで今回はワンクリック詐欺・フィッシング詐欺心理テクニックについて、少し考察してみたいと思います。
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ワンクリック詐欺の心理テクニック
画面をワンクリック、またはツークリックしたら、突然高額の金銭請求の画面が表示されるのが「ワンクリック詐欺」です。
馴染みのないIT用語や専門的な法律用語を並べられ、不安や恐怖感をあおり立てられ、面倒なことにならない前にお金で済むならばと、払
ってしまうケースも多いようです。
アダルトサイトにクリックしてしまった場合など、後ろめたさから、多少経済力のある人などはお金で解決できるならと、つい払ってしまうこともあるのです。
この詐欺は「恐怖訴求」の心理を巧みに利用しています。
アダルトサイトの場合は「世間体」という建前が、それ以外では未知の分野の専門用語が、ターゲットへの脅しの材料となっているからです。
実はその影には「対人インパクト」という心理作用が働いています。
「対人インパクト」とは、誰かに問題解決などの援助を持ちかける時、自尊心にかかるストレスをなるべく回避したいという心理のことです。
これが「お金で解決できるなら…」と、ストレスの少ない方へと走らせてしまうのです。
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フィッシング詐欺の心理テクニック<
「フィッシング詐欺」とは、メールでユーザーを「釣る(Fishing)」詐欺のことです。
ちなみに英語では「phishing」と表記します。
これは詐欺メールが「手の込んだ」「洗練された」(英語でsophisticated)ものであるため、Fishingの「F」にsophisticatedの中で似た発音にあたる「ph」を当てはめphishingと書き表したのが由来です。
有名企業、金融機関などの名前を騙ったメールを送り、いつわりホームページ送り、偽のHPにアクセスさせて、クレジットのIDやパスワードなどの個人情報を引き出すというものです。
心理学的に見ると、フィッシング詐欺には2つの心理作用を利用していると言えます。
有名企業、ショッピングサイトなどを騙った手口では「特別にあなただけにお教えします」というような文句で、相手に「特別待遇」の優越感を与える「ブランド効果」という心理作用が働いています。
さらに有名企業を騙った手口では、「契約を更新しないと権利を失効する」と脅しをかける「恐怖訴求」の心理作用を利用しているのです。
感情を巧みに揺さぶる、巧妙な手口の詐欺だと言えるでしょう。
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