野菜ジュースは意外と栄養がとれないらしいって本当なの?

忙しいビジネスマンの健康維持に…
そう考えて「野菜ジュース」を飲んでいる人は多いでしょう。

実際に食べ切ることが難しいたくさんの野菜をジュースを飲むだけで摂取できる…
こんなお手軽なことはありません。
しかし、実は野菜ジュースが意外と栄養がとれないという話があるのです。




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野菜ジュースは意外と栄養がとれないらしい件



厚生労働省は、健康を維持するために、成人は1日当たり350g以上の野菜を摂るように推奨しています。
これは量だけで、栄養素は示されていません。

この数字をもとに、1日分の野菜が摂れるとして売られている野菜ジュースは数多くあります。
パッケージにも「野菜350g使用」などと書かれています。

野菜ジュースはその製造過程で、濃縮や殺菌を目的とした加熱が行われるため、熱に弱いビタミン類は失われてしまうのです。
また食物繊維も、水溶性と不水溶性の2種類があり、後者はジュースの口当たりを悪くする水に溶けにくいものがジュースに適さないため、搾りかすとして捨てられているケースが多いのです。

これだけでも、野菜ジュースを飲むことが、野菜を食べるのと決して同じではないとわかります。
メーカーも補助的に飲んでほしいと認めているところなのです。

加熱で失われるビタミン、水に溶けない食物繊維の除去以外にも、野菜ジュースを選ぶ上で、知っておきたい点があります。
1つは「濃縮還元」の製法です。

野菜ジュースの原料となる野菜は、世界各国で調達され、加熱して水分を飛ばし「濃縮」したペースト、あるいは粉末状態で輸入されます。
もちろん、これは輸送コストを抑えるためです。
「国内製造」と表示される商品は、輸入した原料をジュースに戻す「還元」の工程が国内で行われたということであり、「水で薄める」のがその方法なのです。

もう1つは、失われた栄養素や風味が添加物によって補われていることです。
特に「香料」については、化学的なもの、天然由来のものを分けて表示する必要がないため、注意が必要なのです。

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