上司からのメール…
送られてきた時は一瞬、「何の件だろう…」とドキッとしますよね。
これが不自然ではない依頼や報告などの内容のメールだったら問題ないのですが、叱責メールだったら…
これほど面倒なものはありません。
どういう返信をしようかと考えているだけでも時間を取られるし、返事を送信した後も「次は何を言われるだろうか」とびくびくして落ち着きません。
またメールは後に残ってしまうので丁寧に返信しようとするため、業務に支障をきたすこともあります。
さて、この上司は口頭で叱責すればいいものを、なぜ、わざわざメールで叱責するのでしょうか。
それも日常的に叱責メールを送信してくる上司の心理は一体どのようなものなのでしょうか。
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口頭ではなくメールばかり送信してくる上司の心理とは?!
口頭で叱責できる状況なのに、なぜかメールで叱責してくる上司…
単に部下に会う時間がなかった、パソコンを開いている時間にたまたま部下のミスを思い出した、といった事情があればいいのですが、日常的に叱責メールを送ってくる人というのはまた別の理由があります。
おそらくその上司は、部下が自分の思い通りに動いてくれないことに不満を持っているはずなのです。
しかし、面と向かって言いたいことを言えない。
説得できる自信がないからです。
部下に反論でもされたらピンチ。
言い負かすだけの材料がないので、上司としての面目を保てなくなる可能性があります。
その点、メールなら文章をじっくりと練ることができるし、もし部下から気に食わないメールが返ってきても、上司の特権で無視すればいいので安心です。直接叱責する勇気のない上司にとって、これほど都合の良いツールはないでしょう。
そのうち細かい指示をはじめとしてすべてを口頭ではなく、メールで済ませるようになるはずです。
また、小心者上司の他にメールを活用しているのがワンマン社長です。
特徴の一つとして挙げられるのは、従業員宛のメールを単なるテキスト形式ではなく、フォントや色など書式を変えられるHTML形式で送ってくることです。怒っている時などは特に、赤字の大きなフォントで強調しようとします。
通常の言葉で相手を説得する自信がないので、こうすることで「自分は偉い」ということを部下に思い知らせているのです。
小さい会社では経営者に権力が集中しているため、社長の特権意識が醸成されやすいようです。
自分は好き勝手に経費を使っているくせに、従業員に対してはコスト意識が高く、「君には経費がかかっている」とわざわざ言ってくることもあります。
自分中心に世界が回っているので、メールの送信が深夜だろうと休日だろうと相手のことはお構いなし。
挙げ句の果てに、返信が遅いと怒りだします。
「自分が給料を払っているんだから、部下はいつでも自分の言うことを聞いて当たり前」と思っているのです。
こうした無茶ぶりもまた、周囲を言葉で説得する自信がないことに起因しています。
このような相手に意見すれば怒りを買うだけなので、部下はもはや打つ手なし。
早めに転職先を探し、このような上司の元から離れることが賢明です。
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