ギネス世界記録で認定された人の中で、世界最高齢記録保持者は1997年8月4日に亡くなったフランス人の「ジャンヌ・カルマン」さんという女性です。
確実な証拠がある中で大還暦(120歳)を迎えた史上唯一の人物でもあります。
このことからも人間の最大寿命は約120年といわれています。
これは細胞の分裂回数の限界から導かれた年数でもあり、同じ方法で珪砂臆するとウサギは約10年、ラットは約3年が最大寿命となるのです。
心拍数の上限を根拠にする説では、哺乳類は20億回(15億回という説もあり)が上限だとされています。
毎分の心拍は、種によって異なり、小動物の拍動ほど速いので、寿命は短くなるのです。
人間を含めたすべての動物は必ずしも寿命をまっとうできるわけではありません。
そこで、共通する生涯のイベントで比較する方法もあります。
ペットとして身近な犬や猫と人間の年齢比較にはこの方法が使われることが多いかと思います。
たとえばJKC(ジャパンケネルクラブ)によるイヌの交配可能時期は生後9カ月と1日以降で、人間が出産可能になる年齢は13歳前後とされています。
そのため単純にいえば、イヌの9カ月は人間の13歳程度に相当すると換算するのです。
しかしこの方法は、野生か飼育かによっても異なるし、何より多くの動物種には対応できないとも言われているのです。
他にも、死ぬまで出産する動物は数多くいますが、老いて生殖能力を失ってからでも数十年生きるような、他の動物とは比較できない人間の特性についても考慮しなければなりません。
結論として、人間も含むすべての生物の種には、実に多様な生態があり、年齢の換算は不可能だと言えるでしょう。
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