AI(人工知能)が支配する世界では人間は神になる?!

グーグルが自社の開発責任者の一人として、発明家のレイ・カーツワイル氏を採用し話題となったことがあります。
カーツワイル氏は音声認識や光学文字認識(OCR)など、様々な領域で先駆的な業績を残し、1999年には「アメリカ国家技術賞」を受賞するなど、米国…
いえ、世界でも有数の発明家なのです。

作家や未来学者としても活躍し、さらにヘッジファンドまで運営して、そこで自ら開発した人工知能システムを使って資産運用するなど、多彩な才能を持つことで知られています。

その一方で不老不死に興味を持ち、そのために機械と人間を徐々に融合させて、最後には人間の意識を電脳に移植する…
といったことを本気で考えているような、ある種のマッドサイエンティストのようなところもある人物なのです。

カーツワイルは「シンギュラリティ(Singularity:技術的特異点)」の信奉者…
ないしはリーダーとしても知られています。

シンギュラリティとは、米国の数学者・SF作家であるヴァーナー・ヴィンジが1993年頃から提唱している一種の未来思想で、「コンピュータのように高度な機械が今後、加速度的に進化することにより、機械がいずれ人間を上回る知能ばかりか、意識までも持つようになるとする予想のことです。

これまでに様々な分野で実績を残してきた人物だけに、カーツワイルとグーグルがどのような化学反応を起こして、人工知能の世界に革新的なテクノロジーをもたらすかが注目されています。




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カーツワイルの説く未来像はとにかく壮大です。
彼は人間がコンピュータの中に入り込んでしまうだけでなく、地球はもちろん、太陽系や、銀河系、そして全宇宙がコンピュータになってしまうというのです。

彼はこれを宇宙の「ウェイク・アップ(=覚醒)」と呼んでいますが、このような世界観はどんなフィクションにもおそらく描かれていないでしょう。
構想が独創的すぎて、フィクションの世界がついてこられないのです。

それだけではありません…
カーツワイルは究極の未来像として、人類が神になる日を予測しているのです。

これは全宇宙がコンピュータ化した未来では、コンピュータが世界そのものだから、コンピュータを作った人類は創造神とみなされるという理屈でです。

このような話はマッドサイエンティストの妄想と一笑に付す人も多いでしょうが、カーツワイルはまがりなりにも人工知能の世界的権威であり、その推論は全て科学的根拠に基づいて導き出されているのです。




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