「ゼロベース思考」という言葉をご存知でしょうか?…
ゼロベース思考とは既存の枠組みにとらわれず、目的に対して白紙の段階から考えようとする考え方・姿勢のことです。
今回はこの「ゼロベース思考」について、ご説明しましょう。
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ゼロベース思考とは?
過去の成功体験や自社·自部門の常識にとらわれて、その経験や常識に基づいた思考しかできない場合、その枠の外にある解決法を見落としてしまうことがあります。
ゼロベース思考とは、この様な自分たちの常識や既成概念をいったんリセットしてしまい、白紙に戻した上で、考える枠を大きく広げて新しい可能性を求める思考方法のことです。
現在、経済は変革期を迎えており、我々を取り巻く環境も急激なスピードで変化しています。
この激動期にあって、従来の枠という「おり」の中に閉じこもっていては、新たな成長も望めないでしょう。
既成概念や常識にとらわれ、深く考えることなく、反射的にすぐに答えを出すことは大変危険なことです。
既成の枠内でしか考えられない人は、ネガティブな思考になり、論理的な思考ができません。
「新たに食品部門を立ち上げ、企業の事業の柱にしていきましょう」→「前例がないからやめておこう」、「売上が落ちている」→「営業マンに気合が足りない。もっと喝を入れろ」、「業務の効率が悪い」→「IT化が足りない」。
このような会話では、完全に論理が抜け落ちています。
なぜ売上が落ちているのが営業マンのせいなのか、それを全く説明していません。
単純に問題に反射的に解答しているだけです。
これは、原因を追究して具体的な解決策を考えようとするよりは、「今までもこうだったから」という既存の枠から解答を導いてしまっているのです。
この既存の枠をリセットし、原因を広く深く考えてこそ新しい解決策を導ける可能性が高まります。
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