最近、TVなどで「過払い金請求」という言葉をよく耳にする方も多いのではないでしょうか。
過払い金とは、消費者金融・クレジットカード会社からの借入期間が5年以上あり、利息制限法の上限(金利18%以上)を超えて払いすぎていた利息の事を言います。
多く借りていればいるほど、その過払い金はバカにならない金額になるので、しっかりと過払い金請求は行っておきましょう。
しかし、自分でやるにはよくわからないので、よくTVなどで見る弁護士事務所にお願いした方がいいのではないか?…
でも、弁護士事務所に頼んだらトラブルになった、という話をよく聞くので安心して頼めるのかどうか不安…
という方もいるでしょう。
良い事務所に当たれば問題ありませんが、めんどくさいトラブルに巻き込まれたくない!という方は、自分で手続きを進めた方が良いでしょう。
そこで、ここでは自分で手続きを行う方法をご紹介します。
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「過払い金請求」トラブルを避けるために自分でやる方法とは?!
TVをつけていると、一日に一度は「過払い金請求」のCMを観るのではないでしょうか。
このような弁護士事務所が大々的に流しているCMは、とても美味しい商売のように謳っています。
たいていの事務所は相談料、着手金ともにゼロを謳い、報酬の相場は15〜20%としています。
しかし、これを鵜呑みにしていいのだろうか…と不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、過払い金をプロに頼んでトラブルになったという例は少なくありません。
例えば、相談は無料だからと事務所に電話や直接訪問したものの、対応は事務所のスタッフで、法律のプロではない彼らが依頼を受け付けようとするケース…
また、着手金はゼロでも、報酬額を曖昧にして想定以上の費用を請求する事務所…
さらには「成功報酬は◯%のみ」だが、「その他手数料はかからない」とは言っていないとして”交渉期間延長料”や”特殊事務手数料”をぼったくる業者、など。
もちろん、良心的な事務所も数多く存在しますが、顧客獲得競争が激しいだけに、美味しい文句を並べているところは注意が必要となるでしょう。
こうした悪徳事務所を避けるため、あるいは報酬負担を無くすため、過払い請求を自分で行うことができます。
払い過ぎたお金と利息は自分自身で回収できるのです。
改めて説明すると、かつてサラ金やカード会社は28%ほどの利子で金を貸し付けていました。
しかし、法律上定められた利子は上限で年18%。
つまり、余分に取っていた10%が過払い金で、これを該当者に返還するよう国が金融機関に義務付けたのです。
例えば100万円を借りたら払い過ぎは年間10万円となります。
10年間取引していれば単純計算100万円とバカにならない金額になります。
自分で過払い金請求を行う手順は以下のようになります。
①業者から取引データを取り寄せる
金融会社に電話をかけ、「取引履歴の開示請求書」を送ってもらうよう要求します。
ここで「すぐに10万円を返す」といったような提案が出れば、その数倍の過払い金が発生している可能性が高いので、これには応じないようにしましょう。②過払い金額を計算
「引き直し計算書 Excel」といった言葉で検索するといくつも資料が出てくるので、そこに取引日と取引金額を打ち込んでいくだけで自動的に計算が完了します。③請求
業者に電話をして、過払い金と利息の返還を要求します。
大半の業者は、その金額より30%〜50%低い数字を提示してきます。
これでOKとするか否かは当人次第です。
納得できない、満額欲しいとなれば裁判となり、弁護士に依頼するよりありません。
仮に和解が成立すれば、3ヶ月半から半年で返金されるはずです。
このような手続きは面倒という方はプロの法律家に委託するのも手ですが、前記のような悪徳事務所が存在するのも事実です。
もし依頼する場合は、可能な限り情報を集めるのが必須となるでしょう。
めんどくさいトラブルには巻き込まれたくない、という方は、この方法を参考にご自身で行なってみてはいかがでしょうか。
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