男は「仕事上手」になりたければ「遊び上手に」なれ!

目次

仕事と遊びを両立する…
これはビジネスマンの基本的な心得かと思います。
むしろ遊びを真剣にやれる人は、仕事も真剣にできると言われるほど…

ただエッジの効いたビジネスマンならば、さらにその上の「仕事上手」を目指さなければいけません。
そこで「遊び上手」なビジネスマンほど、仕事上手な理由をご紹介しましょう。




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遊び上手でない(真面目な)ビジネスマンはもう必要ない?!


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遊び上手な人間は仕事もできる…
昔からこういわれたりしますが、実はその傾向は最近ますます強まっているようなのです。

これからの時代、少なくとも「遊び心」のない人は、仕事も中途半端にしかできないでしょう。
まじめ一方だけではもうダメなのです。
むしろ、まじめはビジネスの世界では罪悪でさえあるのです。

では、その理由は何であるのか?…
答えは簡単で、成熟期を迎え世の中が豊かになって、仕事の質が変わってきたからなのです。

つまり、旧来は単純作業でも人がやらなければならない仕事がたくさんありました。
そういう仕事は基本的に難しくはない単調なものですが、まじめにコツコツやる必要があったワケです。

しかし現在ではその種の仕事は機械や道具、コンピュータがやってくれます。
わざわざ人間がする必要はなく、むしろ人間がする仕事と言えば着想や決断、創意工夫などで、ビジネスに求められるスタイルが馬力型から脳力型へ移行しているからなのです。

そして、現在ではそれに適応できない人は評価をしてもらえなくなってきます…
また、脳の研究からも「まじめな努力」がもたらす仕事の成果は、平均レベルを出ないこともわかってきました。

つまり人よりも抜き出た成果を上げるためには、今までと別の手立てを考えなければならないのです。
さらに、勤勉やまじめさを売りにする人材を企業が望まなくなったことも背景にあります。
もちろん、「不真面目でいい…」というわけではありませんが、まじめさの優先順位は大きく後事退しているのが昨今の傾向なのです。




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なぜビジネスに遊び心が必要なのか?


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今は上述したような時代なのです…
「私はまじめだけが取り柄です」などといっている場合ではないことが、これでお分かりいただけるのではないでしょうか。

しかし、急にそう言われたって困る人たちもいます。
まじめ一筋で成果を上げてきた人ほど、そのように思うことでしょう。

そういう人にぜひ知っていただきたいことがあります。
それは「フロー状態」ということについてです。

フロー(Flow)とは「流れ」のことですね。
シカゴ大学の心理学者が「人間の能力発揮と心の関係」について研究した結果、明らかになったのが「フロー理論」です。

この理論は人は誰でも一日に何回かフロー状態になります…
フロー状態とは、ボーッとしていたり、ぼんやりテレビを観たり、ぶらぶら散歩をしたり、一般的にいえばくつろいでいるようなときのことです。

この状態が、実は人間にとって「貴重なひとときなのである。というのは、個人の意識と外部環境との境界が曖昧になって、時間の流れに身を任せた状態になるというのです。
こうした「フロー状態」で仕事をするとどうなるか?…

「フロー理論」の第一人者チクセントミハイはこう語っています。

外科医は最難関手術を寸分の狂いもなくこなし、走り幅跳びの選手は驚異的な世界記録を打ち立てる。
テニスプレイヤーはボールが二倍の大きさに見え、ロッククライマーは登っている岸壁と一体化し、次にどこに取りつけばいいか本能的にわかるようになる。

つまり、フロー状態…
最近では「ゾーンに入る」という言葉に近いかと思いますが、何も気にせず夢中になって誰もが「向かうところ敵なし」のすごい能力を発揮できるということなのです。
そこで「どうしたらフロー状態にもっていけるか」を、今多くの研究者が追究中ですが、その過程で見えてきたのが「遊び心」なのでです。

幼児は毎日屈託なく、好き嫌いや快不快、あるいは好奇心の赴(おもむ)くところに従って行動しています。
そういうときの幼児の脳波を測定してみると、フロー状態特有の数値を示すそうです。
幼児が大人の何倍ものスピードで、いろいろな能力や知識を身につけていけるのは、この「フロー状態」のおかげであると考えられているのです。

したがって、大人もフロー状態のままで仕事に没頭できれば、今の何倍、何十倍の能力が発揮できて不思議ではないということです。
事実、過去に偉大な業績を上げたような人物は、幼児がもつような遊び心の持ち主だったという話を耳にしたこともあるでしょう。

幼児の遊びの特徴は何かというと、欲得も打算も確固とした目的もなく、興味と快感原則に沿って没頭する点にあります。
とにかく夢中になっているということですね。

大人がフロー状態になるポイントも、このような遊び心をもつことにあると考えられるのです。
つまり、フロー理論が教える最良の選択肢は「遊び心をもつこと」といって良いのです。

「遊び心」は「ゆとり心」でもあります…
このことは「遊びの上手な人間は仕事もできる」という私たちの経験値とも見事に合致しています。

まじめさは否定されるものではないが、いつまでもそこにとどまっていては駄目なのです。
仕事で良い成績を上げたいなら、もっと遊び心をもった方がいいというワケですね。

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