ノルマ未達成でクビになるってことあるの!?人事権の濫用では…

ノルマを達成できない同僚のせいで連帯責任を追ってる場合、一体どのような対応をとるべきなのでしょうか・・・。
もしそれでクビになったりしたら・・・・。

人事権の行使の範囲以内だったら有効とされる可能性が高いこともあります。




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ノルマ未達成でクビに・・・人事権の濫用では?


営業や販売職などの人にとっては厳しいノルマが課されていることも多いでしょう。
チームを組んでいる人が足をひっぱり、ノルマを達成できないような場合は、どのような対応をするべきなのでしょうか。

まずノルマを課すことを禁じた法律はありません。
社内での競争や目標金額を達成するための叱咤激励と解釈できます。

このケースのように連帯責任を取らされるということであれば、まずは上司や経営者としっかりと話し合うべきです。
ノルマを達成していない同僚が裏方で頑張っているからこそ、達成できている人がいるのかもしれません。
組織は目に見えない人の努力もあって初めて維持できるものだからです。

ただしそのノルマの未達成により、従業員が被る不利益が過度な場合はまた別の話になってきます。
その場合の判断基準は裁判所の判断に委ねられますが、実現不可能なノルマを課され、未達成時に解雇されるような場合は解雇処分が撤回される可能性があります。

企業は事業活動を円滑に行うために、その職務遂行能力や適性に応じて様々な施策を行います。
労働者の配置、異動、昇進、降格、解雇など地位や処遇を決定する権限を一般的に人事権と言います。
人事権の行使については、企業に広汎な裁量を認めていますが、濫用は認められません。
そのノルマが適正なものかどうか、あなたとその同僚のみに過度のノルマが課されているとしたら、企業の人事権の濫用といえるでしよう。

もしひどいノルマを課されたうえに、未達成による不利益も甚大なものになる場合は、弁護士、社会保険労務士、労働問題の相談を受け付けている公的機関やNPOなどもありますので、相談しましょう。

会社と話し合っても解決しないようならば、外部の人に相談を!

人事権の裁量

労働者の地位や処遇を決定する権限を一般的に人事権と言います。
ただし濫用は認められていません。
ノルマ未達成でクビを宣告されたような場合は、濫用にあたる可能性がありますので相談をしましょう。

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