ビジネスマンが仕事で数字に責任を持たなければいけない理由とは?

ビジネスマンにとって数字はつきものです。
個人の営業成績に目標売上などなど…
数字とは切っても切れない関係です。

ここではそんなビジネスマンが仕事で数字に責任を持たなければいけない理由に関してお話したいと思います。




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ビジネスマンが仕事で数字に責任を持たなければいけない理由とは?



あなたが何事かを成し遂げたいのなら、「目標」を掲げることは絶対に欠かせません。
ただし、目標のつくり方にもポイントがあります。

極力、「数字で追いかける目標」を立てることです。
今年の契約件数は、去年の「〇倍」を達成目標とする…
昨年よりも「0パーセント」のコスト削減を目指す…
このように、目標は明確であればあるほど実現の可能性が高まります。

目指すべきゴールが確実にわかっている…
成功するためにはそれが必須の条件です。

日本語というのは、日本人の感情的になりやすい国民性を反映するかのように、物事を曖昧にしてしまう言葉です。
日本の契約書の内容や法律用語の解釈などでしばしば揉め事が起こりますが、それだけごまかしがきくということです。

日本では、明確な数字を目標として掲げると逃げ道がなくなるため、敬遠されがちです。
しかし、エッジの効いたビジネスマンであれば、あくまで明確かつ具体的な「数字」で目標を掲げ、それを何としてでも達成することが使命です。

その原理原則を忘れないでください。
目標を数字で表すことの重要さについては、誰もが納得せざるを得ない良いお手本がいます。
日産自動車のCEOであるカルロス・ゴーン氏です。

名前:カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn
生年月日:1954年3月9日
出身:ブラジル
職業:日産自動車会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)、三菱自動車工業会長、ルノー取締役会長兼CEO (PDG)

ゴーン氏は、 1999年、当時経営が危機的状況に陥っていた日産自動車へ乗り込み、目覚ましい勢いで改革を推し進めました。
そのとき掲げられた目標が「日産リバイバルプラン」です。

内容はというと、すべてにおいて「数字」が明確に打ち出されました。
工場五ヶ所の閉鎖、国内の年間生産能力を240万台から165万台へ削減、人員の2万1千人の削減、購買コストの20パーセント圧縮といった具合です。

結果的に、日産の業績は著しく向上しました。
しかも予定より1年も早く目標が達成されてしまったのです。

そこでゴーン氏は新たな中期計画「日産180」を打ち出します。
これも先と同様、数字を明確にした目標ばかりでした。

2004年度末までに販売台数100万台増加、連結売上高営業利益率8パーセント達成、購買コストの一五パーセント削減、自動車事業実質有利子負債ゼロ。
2002年4月にスタートしたこの計画は、予定を大幅に短縮してその年度で達成され、約2兆円あった巨額の借金も2003年までには完済となり、ゴーン氏は就任後たったの4年で日産を生まれ変わらせたのです。

ゴーン氏の辣腕ぶりが世間に知られているのは、彼が「数字」でその目標を打ち出したことによって、実際に結果を出したことが誰の目にも明らかだったからでしょう。
数字で目標を立てるということは、結果の善し悪しも数字でわかるということです。

もし失敗すれば、どんな言い訳もごまかしも通用しません。
だから素直に反省する気持ちにもなれるし、再度失敗しないように試行錯誤し、努力することの必要性を自覚することもできます。

目標を「数字」に落とし込むことで、自分が何を目指しているのか他人にも具体的に思い描ける状況をつくり上げられるのが、何事かを成せる人なのです。
このようにエッジの効いたビジネスマンにとって、数字を目標とし、追いかけることはとても重要なことなのです。

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