百貨店やデパートなどの商業施設では客が如何に買い物をしてくれるか?…
その点を日夜研究しなければいけません。
その手法の一つに「シャワー効果(噴水効果)」というものがあります。
ここでは、そんな百貨店やデパートなどの商業施設のマーケティングで重要な「シャワー効果(噴水効果)」についてご紹介しておきたいと思います。
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百貨店や商業施設のマーケティングで重要なシャワー効果とは?
デパートや百貨店などの商業施設で集客の目玉となるのが催事です。
美術展や骨董市、人気ブランドのバーゲンセールなど、各デパートでは定期的にイベントを実施し、集客に結びつけているのです。
中でも全国各地の物産展は、普段はなかなか手に入らない各地の名産、特産を身近な場所で買えるとあって毎回大盛況だったりします。
最も人気のある北海道物産展は、どのデパートも力を入れていて、海産物から野菜、スイーツに至るまで、かなりの売り上げが見込めるといいます。
何しろあるスイーツが爆発的な人気を博した際には、最上階の会場から1階の階段下まで行列ができたというエピソードもあるほどなのです。
催事会場がデパートの上層階にあるのは、このような行列を想定して…
ではなく、その方がデパート全体の売り上げアップにつながりやすいからなのです。
もし催事場が1階にあったら、客はお目当ての品物を買ってそのまま帰ってしまうでしょう。
しかし、催事場が最上階にあれば、買い物の前後に別の階にも立ち寄って予定になかった買い物をする可能性があるのです。
このことを「シャワー効果」といいます。
シャワー効果とは?
人気のある商品や売り場を上層階に置き、シャワーの水が上から下へ流れるように客の流れが店全体に広がることを狙った販売方法。
上階のレストラン街や催事場を充実させることで、店全体の売り上げアップを見込む戦略のこと。噴水効果(ふんすいこうか)と呼ばれることもある。
催事場が最上階に置かれているのはこうした「ついで買い」の心理を狙ってのことなのです。
百貨店やデパートなどの商業施設では、こういったマーケティング手法が活用されているのです。
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