ビジネスマンは常に「なぜ?」と問題意識を持っておくべし

皆さんは「問題意識(もんだいいしき)」というものを常に持って仕事に取り組んでいるでしょうか。
「問題意識」というのは企業経営においても重要とされている事柄です。

もちろん、企業戦士であるビジネスマンも、常に「なぜ?」という問題意識を持っておく必要があるのです。




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ビジネスマンは常に「なぜ?」と問題意識を持っておくべし


「なぜ(why?)」は、原因究明にも効果的な問答です。
「改善」に関しては世界一といわれるトヨタ自動車では、「5W」と称して「why?」を五回繰り返すことを奨励しています。
別名「なぜなぜ問答」です。

原因究明がないと対策が短絡的になってしまいます。
たとえば「なぜ当社は利益が出ないのか?」に対して、「景気が悪いから」、「社員の努力が足りないから」、「広告宣伝費が足りないから」という結論を導いてしまいます。

これでは具体的な対策につながりません。
景気が悪いからどうしようもない、来年はもっと努力しようという対策になってしまいます。

会社の利益が出ない理由をなぜなぜ問答で究明してみましょう。
会社にA事業とB事業の二つの事業があるとします。
それぞれの事業の売り上げや利益を分析してみましょう。

A事業が赤字で、事業が黒字とすれば、赤字のA事業を先に考える方が賢明です。
そこで「なぜA事業が赤字なのか」を問いかけてみましょう。

また競合他社の情報も貴重です。
「なぜ競合C社は高い利益を上げているのか」と問いかけてみましょう。

その結果、「コストが競合より高い」、「営業部門では慢性的な安売りをしている」という原因がわかったとします。
さらに「なぜ他社より安売りしなければ売れないのか」、「当社の製品が魅力的でないためなのか」などと原因を究明し、ある程度の答えが出てきたところで対策を考えます。
たとえば現行製品の改良、魅力的な新製品の開発、マーケティング力強化など、会社がやるべき対策が見えてきます。

いつも心に「なぜ」の気持ちを持ち、なぜなぜ問答をする習慣を身につけましょう。
成功体験、失敗体験を今後の成功につなげるためにも役立ちます。

原因があって結果があります。
結果だけを見ていると、物事の本質を見失ってしまいます。

結果に至った原因を探ることで、原因と結果の因果関係を探索できます。
因果関係が論理的にどのようにつながっているのか考えるのです。

私たちは原因究明より対策を議論するほうを好むようです。
対策に取りかかる方が具体的で、解決への近道のような気がするからです。
しかし原因究明なしの対策は、的はずれな対策になることを忘れてはいけません。

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