ゴミの分別は意味ない・しない方がいいと言われる理由とは?

ゴミの分別といえば、燃えるゴミに燃えないゴミ…
だけではなく、プラスチックやビン、缶など様々あります。

最近は自然環境やエコへの配慮で厳しく取り締まっているところも多いのですが、中にはゴミの分別は「意味がない」とも言われているのです。

実は、このゴミの分別に関して、「意味ない」・「しない方がいい」と言われる理由があるのです。
今回はこの点に関してお話しましょう。




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ゴミの分別は意味ない・しない方がいいと言われる理由とは?


家庭から出されるゴミは地域にもよりますが、現在「生ゴミ」、「ペットボトルなどのプラスチック類」、「古紙などの紙類」、「アルミ缶やスチール缶などの金属類」、「ビンなどガラス類」、「その他どれにも入らないもの」の6種類に分けられています。
順にゴミの処理方法を見ていきましょう。

まず、生ゴミについては今の技術では焼却するしか方法がありません。
昔のように畑などの肥料として再利用するのがよいのですが、現在では生ゴミに有害物質が入っており、それを完全に除去できないので田畑の肥料にすることができないのです。

将来的には有害物質を取り除き、バクテリアなどによって処理する日が来るかもしれません。

プラスチック類は、ペットボトルなど家庭から出るものも分別されてはいるものの、実はそのほとんどが焼却されているのが現状なのです。

多くの人がプラスチック類はリサイクルして再利用しやすいものと勘違いしているのですが、基本的にプラスチックは使用すると劣化し、リサイクルすると石油からつくる新品よりもコストがかかってしまうものなのです。

よってプラスチックは焼却するしかないのですが、燃やすと変な臭いがするために有害物質が出ると思われ、リサイクルした方が無駄にならないと勘違いされているのです。
しかし最近の焼却炉は高性能なのでそんな心配はいらないのです。

どうせ燃やしてしまうのなら生ゴミと一緒に焼却した方が効率もよいし、家庭での分別の必要もなくなり、自治体もプラスチック分別にかかる費用もなくなるのに、なぜこれを分別させようとしている自治体があるのかは実はよくわからないのです。

ビールビンなど昔は酒屋に持っていけば10円くらいもらえたので、ビンはリサイクルするものということが染みついている人も多いはずです。
しかし着色されたガラスビンが混ざり合うと色が汚くなってしまうため、日本ではなかなか商品になりにくいようなのです。

家庭から出される程度の量なら、焼却炉で生ゴミと一緒に燃やしてしまっても問題はないといわれている(大量のガラスを焼却することは避けた方がよい)ガラスは焼却されると最後に「スラグ」という物質になり、焼却炉の下から出てくるもので、これを資源として有効に利用することもできるのです。
よってガラス(ビン)も分別せず生ゴミと一緒にしてしまって良いようです。

では、紙はどうかと言えば、紙のリサイクル、再生紙をつくるには新しい紙をつくる時の倍の石油が必要となるので環境にはよくないのです。
紙の原料は森林資源なので、これが不足しているのであれば不足分をリサイクルの再生紙で補えばよいのですが、現在は資源が満たされているにもかかわらず、紙は全て再生紙にしなければならないとする自治体主導の税金をかけた回収が行われているのです。

本当に紙を資源として利用するのであれば業者に任せてしまった方が良いのです。
業者はビジネスとして必要な分だけ回収することになるので、余分な紙をお金をかけてまで回収することがありません。

需要と供給が一致することとなるわけで、早い話が昔の「ちりがみ交換」の復活ともいえるでしょう。
それでも出てしまう半端な古紙は生ゴミと一緒にして焼却してしまうのが一番経済的です。

最後に金属、特にアルミ缶について…
アルミニウムはボーキサイトからつくられているが日本ではこれが採れないので、アルミ缶を分別しリサイクルすることは経済的でありエコになります。

しかし日本ではこれも自治体が税金をかけて回収しています。
紙と同じようにこれもビジネスになるので、業者に任せてしまった方が税金もかからず良いはずです。

まとめてみると、ゴミの分別は「金属」、「まとまった紙類」、「その他のゴミ(生ゴミを含む)」の3種で十分であるということがわかります。
その中で自治体は「その他のゴミ」だけを回収すれば良いし、「まとまった紙類」、「金属」は利益となるのだから業者に任せれば良いのです。




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