宇宙開発を進める上での理由と問題点とは?!

死ぬまでに一度は宇宙旅行をしてみたい、という願望を持っている方は少なくないのではないでしょうか。

宇宙に行くのは夢のまた夢だ…。
そんな時代はとうに過ぎて、今や宇宙旅行そのものは、夢ではありません。

最近は宇宙ステーションまでしか人類は行きませんが、1969年に初の月面着陸が行なわれてから、人類は月まで何度も到達しました。

アメリカのオバマ大統領は、2030年代にアメリカは火星に有人宇宙飛行を目指す、との計画も発表しています。

アメリカのみならず各国での宇宙開発が進んでいますが、そもそもその理由とは?
また、研究を進める上での問題点とは、一体どのようなものなのでしょうか。




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宇宙開発を進める上での理由と問題点とは?!


SFの世界では、月や火星に人類が居住するのは当たり前で、さらに遠く、太陽系を離れた恒星間宇宙旅行も、とっくの昔に考えられています。
そのための方法として、イオン推進、核融合の原子力ロケットなどが考えられ、研究も進んでいます。

実際に、無人探査機ではありますが、アメリカのボイジャー2号は1977年に打ち上げられてから、いまもなお宇宙空間を太陽系外へと進んでいます。

つまり、宇宙船を飛ばすことだけならば、実現しています。

問題は、長期間の宇宙の旅をすることになった場合の人間のほうの問題です。

最も近い、太陽以外の恒星でも、4・3光年先の距離です。
高速ロケットでも、4年以上かかるわけで、とてもそんなスピードの出る宇宙船はいまの技術では無理なので、何百年もかけて出かけることになってしまいます。

そこで、映画「エイリアン」などでおなじみなのが、冷凍睡眠。
寝ていれば、エネルギーを消費しないし食糧もいらないし、だいたい退屈しません。

この冷凍睡眠技術が可能になると、宇宙旅行以外でも、例えば現在の医療では治療できない難病の人が、冷凍睡眠で数十年先まで眠っていて、治療が可能になったら、覚醒して、治療してもらうことも可能です。

もっとも、数十年後には知り合いはみんな死んでしまっているので、”浦島太郎状態”だから、そこまでして長く生きる意味があるのかどうか、哲学的な問題となりますね。

哲学的といえば、そもそもなぜ、恒星間宇宙飛行をしなければならないのか。
はるか彼方の星に行ったところで、何か楽しいことでもあるのかと、考え出すと、きりがありません。

月や火星であれば、鉱物資源がありそうなので、何かの役には立ちそうですし、将来、人口が爆発的に増えた場合の、移民先としても火星などは可能性がああるのではないでしょうか。

ちなみに、最近ニュースなどにも取り上げられている「宇宙エレベーター」をご存じでしょうか?

これは、地上と宇宙をエレベーターでつなぐ、これまでにない輸送機関です。
地上から天へと伸びる塔のようなものを想像していただくとわかりやすいかもしれません。

かつては突飛な夢物語として受け止められていましたが、理論的には十分実現可能なものであり、近年の技術発展によって、手の届く域に到達しつつあるのです。

現在の宇宙開発の主役であるロケットには墜落や爆発の危険が伴いますが、宇宙エレベーターにはその危険はなく、大気汚染の心配もありません。
実現すれば、ロケットに依存していた宇宙開発は大きく飛躍することが期待できます。

この実現により、一般人の私たちでも、おそらくは高齢者や体が不自由な人も、宇宙を訪れる機会が得られる日はそう遠くないかもしれません。




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