後輩に仕事を教えるときには「4C分析」を使うと便利?!

本来、仕事は盗んで、真似ることで身につけるもの…
そのためには後輩に盗もうと思わせる環境をつくることが大事なのです。

そこでフレームワークを駆使した論理的な説明で、自ら学びたい思わせる工夫をしましょう。
最初から積極的に学ぼうという後輩は黙っていても、自分の仕事を見て学習しますが、実際は教えなければいけないケースの方が多いでしょう。
仕事が面白いと思えるようになれば、学ぶ意欲もわいてくるものです。

手取り足取りすべて細かく説明して教え込むのではなく、全体の一部を教えて、最終的にすべてを自分でできるようにさせる方法と、本質的な芯だけを教えて、細かいことは実地で経験させる方法とを組み合わせながら、自分から学ぼうという方向に仕向けるのです。
その際、フレームワークを使って説明すると効果的です。

たとえば、フレームワークの一つに、自社(Company)、競合企業(Competitor)、顧客(Customer)、チャネル(Channel)を分析する「4C分析」があります。
様々なビジネスシーンで使えるツールで、たとえば新事業を立ち上げるときに…
「これから君にビジネスプランをつくってもらうんだけど、つくり方としては、まず市場分析を行う。次に競合他社がどうなっているかを研究し、自社としてどう切り込めばいいか、協力会社のチャネルの状況も考えながらプランを立てる。これを4C分析といって、マーケティングの基本だから覚えておくように」
といった具合に、枠組み(フレーム)や本質部分を伝え、あとはOJTで習得させていきましょう。

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