なぜ「SALE(セール)」の文字は赤色を使うことが多いのか?

ショッピングサイトのカートのボタン…
特売を知らせるチラシ…
こういったものを見ると、「赤色」が使われていることが多くありませんか?

実はこの「赤色」にはエッジの効いたビジネスマンであれば知っておくべき理由があるのです。




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なぜ「SALE(セール)」の文字には赤色が多いのか?


色(カラー)とは脳内の情動に関する部位へ直接働きかけてくるもので、宣伝広告における色彩心理学はきわめて重要です。
人は目から入ってきた印象で物事の判断の80%を決めるといいます。
また、中でも「赤」は身体的興奮を促す色といわれています。

心理学的に見ても「赤」は視認性が高く、カラーマーケティングにおいては購買欲をそそる色とされています。
バーゲンやワゴンセールの広告や値札に赤が使われていることが多いのは、このためなのです。

「赤」の効果は、経験豊富な審判の判断をも左右します。
ドイツのスポーツ心理学者が行った実験では、42人の審判に格闘技の試合のビデオを見せ、2回目は画像処理を行い赤と青のコスチュームの色を入れ替えたものを見せました。

すると2回目は1回目と異なるジャッジをする審判が続出したのです。
結果、青に比べて赤の得点が、平均で13ポイントも高くなったというのです。

これは人は赤色に好意を示すということでもあります。
赤は「活力や情熱」など明るくポジティブなイメージを持つ一方で、「怒り・攻撃性」といったネガティブなイメージもあります。
インパクトのある色だからこそ、表現方法や使い道を誤ると逆効果にもなるので、注意が必要なのです。

ちなみに、アメリカ大統領選挙と赤のネクタイの話は有名です。
テレビ討論や地方遊説の際、清潔感を表す青いスーツに、情熱を表す赤いネクタイ姿で臨む候補者が多いといわれているのです。
これも前向きな気持ちに、やる気を引き出すという赤色の効果を期待してのことでしょう。

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