思い込みで判断ミスをしないためには何を意識するべきか?

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日夜、働くビジネスマンにとって、「判断」しなければいけないことが、当たり前のようにやってきます。
しかし、ビジネスの世界では思い込みで決定したことが、後で大きな「判断ミス」となってしまうもあるのです。

当然、誰しも「判断ミス」はしたくありませんよね?…
では、思い込みで判断ミスをしないためには何を意識するべきなのでしょうか?…
今回はそんなお話です。




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思い込みで判断ミスしないために「事実と判断を区別する」


同じものを見ても、人によって感じ方が違います。
たとえばある社員を二人の人が見たときに、一人は「彼はやる気がないな」と感じ、もう一人は「彼は今日、疲れているな」と感じるかもしれません。

なぜ同じものを見ていても、人によって感じ方が違うのでしょうか?…
これは、人が「自分のフィルターを通して事実を見ている」からなのです。
フィルターを通ることで感じ方、すなわち判断が異なるのです。

だからこそ、事実と判断を区別する習慣を身につけましょう。
事実は一つですが、判断は人によって異なります。

「判断=事実+経験(先入観)」と考えるようにしましょう。
人ごとに異なるフィルターは、経験や先入観です。

たとえば先ほどの社員が、いつも仕事をさぼっていることを知っていたら、経験上、「彼はやる気がない」と判断するでしょう。
しかし事実は違うかもしれません。
昨夜の徹夜作業で本当に疲れているかもしれません。

事実を確認しないで判断ばかりに頼っていると、しばしば間違いを起こすことがあります。
昨夜徹夜作業をしたのが事実なら、「君は朝からやる気がない」と注意したら、かなりの反感を買ってしまうかもしれません。

ですので、どこまでが事実で、どこまでが判断かを区別する習慣を身につけましょう。
事実は一つ、判断はさまざまです。
迷ったら事実に戻って再考しましょう。
警察が事件を捜査するときには、事実と推定を分けて考えることを定石としています。




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思い込みで判断ミスしないために「人の話をうのみにしない」



人から聞いた話をうのみにしないことも大切です。
たとえば、株に詳しい人がいたとします。
その人から「あの会社の株を買えば絶対もうかる」とすすめられたらどうでしょうか?…

こういう場合は、「なぜ株価が上がるのか?、株価が下がるリスクはないのか?、他にもっといい会社はないのか?」など、素朴な疑問を投げかける必要があります。
人の話をうのみにしないということを肝に命じましょう。

とくに、ビジネスの世界ではウワサ話をうのみにするのは危険です。
事実を見失って、先入観で判断してしまいます。

ウワサ話は気にしないでおくか、どうしても気になるなら、ウワサが出ている根拠や事実を確認することが必要です。
「なぜ(why?)だろう」という素朴な疑問を大切にすることは、先入観に陥ることを未然に防いでくれます。

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